今日のリグガメちゃんの火葬は、千代田区の神田須田町です。
神田須田町は、私の大学の直ぐ傍でしたので、非常の親しみのある場所です。首都高速神田橋のインターから高速で来れば直ぐの感じがします。
googleナビで調べても首都高速から中央道で来ると51分と出ていました。千代田区からは本当に近いですね。
お客様も言っていましたが、「直ぐでした。」と。
インターネットで「亀 火葬」で調べたらこの「八王子下柚木ペット霊園」ばかり載っていたそうです。
他に亀戸のお寺が載っていたと言っていましたが、『「埋葬する必要がありました。」のでそちらにしないでチョッと距離がありましたが、こちらに致しました。』と言っていました。
一任火葬にするか立会火葬でお骨を自分で拾うか悩んだ末に個別一任火葬で粉骨パウダーをすることになしました。火葬したお骨を少し見たかったようでした。
この亀の名前はギリシャリクガメです。
奥様が抱っこしていらっしゃいましたが、礼拝所でお葬式を上げている最中もズット自分の手のひらに綿の袋に入れたままでズット手のひらに載せていらっしゃいました。
お別れするのがとても寂しそうです。
最後に「成仏してください。」と頭を下げて祈る時には台の上に置きましたが、それ以前はズット手のひらで眺めていらっしゃいました。
凄く愛しているんですね。
その感情が奥様は何もおっしゃらないですが、色々な仕草でとても良く分ります。
近くに火葬場が一杯あるんでしょうが、ワザワザ亀の火葬に千代田区の神田須田町から評判の良い八王子のペット霊園までいらっしゃるのですから、その愛情の深さがヒシヒシと伝わってきます。
火葬炉に載せて、当園に咲いているお花で飾ってお別れいたしました。山茶花や菊の花が綺麗に大事なギリシャリクガメちゃんを飾っています。
火葬炉を閉めて点火する時は、流石に目頭を押さえていました。
大事なギリシャリクガメちゃんを火葬するのですから、かなり寂しいはずです。そして凄く愛していらっしゃったみたいですから尚更です。
お客様は、炉に点火するところを確認して礼拝所に戻られそこで粉骨したお骨を待つことになります。火葬中もやっぱりお骨を見たいから立会火葬にしようかと迷っています。
火葬したお骨は、「少しは見ることが出来るようにしましょう。」と言って上げてお客様の揺れ動く心を停めてやることに致しました。
礼拝所で待つこと30分で火葬は終了しました。
小さな300gのギリシャリクガメですから、通常は敷かないお布団を敷いての火葬に致しましたので、確りとお骨が全部残りました。
そして、頭のお骨も、手に取って見ています。
このギリシャリクガメちゃんの死亡原因でお客様が申告したのは、肺が悪かったことです。
上に載っている甲羅をめくってやると肺の所が茶色の燃えカスがいっぱいありました。お客様にそこを見せてやって「やっぱり、お客様の言う通り肺が悪かったのが分かりますか?」と云うと頷いていらっしゃいました。
お骨の説明も終了して、スタッフがお骨を拾いましたが、全部の甲羅をめくってみると肺だけではなくて肝臓の所まで同じような大きな茶黒い塊が綺麗に臓器の形を作って並んでいました。
正に、肺、肝臓が悪かったのが一目瞭然に分かりました。
後は、悪い所は無くて真っ白いお骨や燃え尽きた甲羅があります。そのお骨や甲羅を粉骨しますと、真っ白な粉末になりました。
亀の粉骨は、比較的甲羅などが柔らかいのでとても楽に粉骨出来ます。
そして、程んど粉になってしまうので綺麗でとてもキメの細かいパウダーになってくれます。
お客様もその粉骨したパウダー状のお骨を見て頷いていらっしゃいました。
これなら、庭に蒔くにもとても便利ですし、すぐに土に帰ってくれます。
お客様も都心の神田須田町ですから、殆ど土がない住宅が多いので色々考えて最善の粉骨@パウダーを選んだのだと思います。
この細かいパウダー状のお骨は、家に置いておくにも便利ですし、プランターに蒔いても小さなお庭に蒔いても対応する事が出来ます。
綺麗なパウダー状のお骨を抱きかかえてお帰りになりました。
お帰りの際は、駐車場でお花がいっぱい咲いているペット霊園の風景を眺めて「凄くいっぱい咲いていますね。」とニコニコ顔でおっしゃいました。
又、「本当に丁寧にして戴き有難うございました。」、「又、何かありましたらお願いします。」とおっしゃいました。キッとまだまだいっぱいペットを飼っている事だと思います。
都心から1時間弱のこの八王子のペット霊園をお気に入り戴いて出た言葉だと思います。都心からも他府県の遠いい所からも色々なお客様がいらっしゃってもらえます。
この10年目を10月に迎えることが出来て、色々な地域からお客様が火葬技術の高い八王子下柚木ペット霊園をお選びいただけることに大変感謝しています。
これからも、常に努力して火葬技術だけでなく飼い主の皆様が求めている物を提供できるペット霊園であり続けたいと思った次第です。
どうぞ、千代田区神田須田町までお気を付けてお帰り下さい。