シェルティーちゃんのお顔が長いので火葬する時は気を使います。
お顔が細長いので注意が必要です。
特にお鼻の部分が崩れてしまう場合が多々あります。通常は綺麗な頭蓋骨でも歯周病が少しあるとお鼻の部分のお骨が弱くなってしまってそこがボロボロになっていることが多いのです。
この様なシェルティーちゃんですから、通常の4寸の骨壺には頭のお骨を入れるのはチョッとむりです。その為通常は2,000円アップになってしまいますが、5寸の骨壺に入れて持ち帰る事になります。
今回火葬した、シェルティーちゃんですが、通常今までにない事が起きました。
それは、顎のお骨についてでした。
いつも、お骨の説明の最後に顎のお骨を手に取って説明しますが、今回頭のお骨を持上げてみると何と顎のお骨が左右確りとくっ付いてした顎がそのままの姿で残っていました。
この様な事は、猫ちゃんやうさぎちゃんでは経験したことがあるのですが、犬ちゃんでは初めての事です。
それも小型犬でなくて中型犬のシェルティーで起きたのですからビックリです。
チョッとネットで犬の「火葬した後の顎のお骨が左右くっ付いている」で検索したのですが、当園で火葬した猫ちゃん、兎ちゃんの「顎のお骨が左右くっ付いている」との内容の記事がありましたが、犬のこの様な記事は見つけることが出来ませんでした。
火葬したお骨のお顔を横や正面から見ると上の歯の下に下の歯が噛み合っていて全く生前のシェルティーちゃんそのままのお顔でした。
飼い主の皆様もそのお顔をみて「涙、涙」でした。他のお骨を骨壺に入れてから最後に下顎のお骨を入れてその上に頭のお骨を載せることができました。
正に、そのままの形で骨壺に入れることが出来たのです。
凄い事ですね。お客様も大満足だったようです。
今回は、シェルティーちゃんですから大型の火葬炉で火葬しました、大型の火葬炉は火力が強いので中々このように綺麗に火葬するのは難しい火葬炉です。
これは、私たちの火葬炉の改良と火葬技術の改善の賜物だと思っています。
火葬時間も短縮で来て、火葬したお骨も綺麗に火葬できる技術を開発した結果がこの様な通常できない綺麗でそのままお客様の前にお出しできることが実現できたのです。
お客様もそのままの姿で骨壺に入れることが出来た遺骨を胸に抱いてお帰りになりました。
その満足感でいっぱいな後姿をお見送りで来て感激しています。