「ハムスターの火葬をお願いします。」とお電話戴きました。
今日は比較的空いていましたので、すぐにいらっしゃるとの事でしたが、OKです。
リピータのお客様でしたので、お客様の要望通りで予約受け付けさせて戴きました。
小さなジャンガリアンハムスターで、タッパウエアーに綿を引いてその上に寝かせてありました。チョッと黒い色の毛が斑になっているとても可愛い感じのハムスターちゃんです。
「1月1日に死亡したのですが、冷蔵庫に入れて今日まで置いてしまいました。」と。何と9日間も立っています。ヤッパリ小さなペットはタッパウエアーに入れて冷蔵庫で保存するのが一番いい方法なのですね。
「全く臭いも体の変化もありませんね。」と言うと「冷凍庫に入れておきましたから。」と言っていました。
お別れ式をして火葬炉開始です。
火葬時間は、25分間。
火葬したお骨は、下向きに寝かせてありましたので、そのままの形のお骨が綺麗に残っています。でも、お骨自体は赤茶けた色が全体に着いています。
長時間亡くなったままで置くと、保冷の仕方で臭いや腐敗は止まるのでしょうが、私達の経験ではお骨自体の色が赤茶けた色になる場合がとても多く感じられます。
このハムスターちゃんの赤茶けた色は、血液の色なんでしょうか?訳は分りませんが。
このハムスターちゃんは、うつ伏せになっていましたので頭が中心にあってその両側に両手を万歳にした形で腕や指先のお骨があり、真ん中に背骨が通っていてその下両側に足のお骨と指先のお骨が開いた形で残っていました。
背骨から首のお骨、そして頭のお骨と首のお骨の接合点に喉仏もあるのが分ります。「『お顔の右半分がレントゲンで見て無くなっている。』と獣医さんがいっていました。」とお客様が言っていましたが、残った頭のお骨は確りとしていて何処も欠けている所はありませんでした。
「何だ心配させて。」「全部綺麗に残っているじゃない。」とシゲシゲと頭のお骨を屈み込んで見ていたお客様が安心した様子でおっしゃいました。
どうしてなんでしょうな。
お骨自体は、赤茶けていましたが、頭の形は確りしています。それにしても全体のお骨も確りとそのままの形で見ることが出来ます。
「透明の入れ物にそのままの形で入れたい。」とおっしゃっていたのでタッパウエアーにペーパータオルを敷いてその上にそのままの形で寝かせて入れてやりました。
「ココは、本当に火葬が上手いですね。」「今回で3回目ですが、いつも全く綺麗にそのままの姿でお骨を残してくれるので本当に有難いです。」とお褒めの言葉も戴きました。
火葬する前は、涙ぐんでいましたが、火葬してお骨を持ち帰るときはニコニコして「有難うございました。」と言って帰りました。
小さなハムスターを代表とするペットの火葬は自分ながらに他のペット霊園では真似出来ない位上手く火葬できる事を自信を持っています。
色々と遠い地域からもお問合せや予約を多々受けていますが、他で皆さん「お骨は少ししか残らない。」「残すように努力いたします。」と言って貰える所もありますが、「こんなに全部のお骨が残るとは想像だにしてなかった。」という方が殆どです。
これからも精進して綺麗なお骨をお返しできるように研鑽努力を重ねてまいりますが、時間の許す限り遺体を置いておかないで、なるべく早く火葬することをお勧めいたします。
今日火葬してジャンガリアンハムスターちゃんのご冥福をお祈りいたします。