オカメインコの火葬が続いてありました。
通常は、セキセイインコや文鳥が鳥の火葬では多いのですが、何せ今年に入って続いてあります。
1月5日から1月6日、1月8日、1月11日とこの一週間で4回もありました。
その中で、今日の火葬したオカメインコちゃんは、真っ白い色が下地でそこに黄色い色が着いている感じのとても可愛くて大きなオカメインコちゃんでした。
何と95gもあるオカメインコちゃんでオスでした。
お客様に聞いてはいないのですが、オスのオカメインコちゃんはおしゃべりする子が多くいると聞いています。
もしおしゃべりさんでしたら、情が普通以上に移ってしまうのでそれは、それは辛いでしょうね。このインコちゃんは頭から尾の羽の先までが30センチもあるような大きなオカメインコちゃんでした。
お葬式を終了してから、火葬炉まで運びました。火葬炉に載せてお花で飾ってお別れして点火を見届けてました。大きなインコちゃんでしたので横向きに寝かせて火葬するのですが、火葬開始してすぐに仰向けになってしまいました。
通常のペットならその向きを動かして元に戻して火葬するのですが、何せインコちゃんは難しいかそうなのでそのようなことは一切できません。
動いてしまったらそのままの姿勢で火葬を継続するしかないのです。
小鳥の中でも特にオカメインコちゃんの火葬は、難しい火葬になります。というのはオカメインコちゃんの頭の大きさが大きくその割に重さが軽いので火葬炉の中の風圧で飛んで行ってしまう場合が多々あるからです。
今回も、火葬炉の蓋をあける段になって頭のお骨がブルブルと火葬炉に入ってきた空気に寄って震えていました。微妙ですね。
お骨をそのままの形でお客様の元へ運んでから、スタッフが「オカメインコちゃんはしゃべりましたか?」と聞くと嬉しそうに「はい。」とお答えいただきました。
お客様は、「しゃべる。」という単語に生前のオカメインコちゃんを思い出したのだと思います。きっと楽しい会話が成されていたのでしょうね。
火葬したお骨は、本当に真っ白でオカメインコちゃんの頭蓋骨にクチバシの上と下顎も確りとそのままついた形で横に寝ています。
お客様が、「これ爪ですね。」とチョッと離れてある小さな細長いお骨を見て言いました。爪の形をしているお骨でこれは指先の先端のお骨です。丁度爪の形をしていますのでお客様はそれが分ると一番人気になるお骨です。
翼も広げています。背骨がずーと伸びているのも。頭と首のお骨の接点の所に第一頚骨とその中に頭の部分を突っ込んでいる喉仏も見ることが出来ました。
粉骨して、お客様はビニールの袋に入れてそれを丸めてスティック状にしてお持ち帰りです。お客様のご希望は、未だいっぱいいるので骨壷の中にスティック状にして丸めたお骨を立てに入れてそれをお墓として自宅に置いておく埋葬を選んだのです。
私達のホームページに載っているのですが、スチック埋葬法と言って何匹も同じ種類のペットを飼っている方に向いています。
このご紹介しているページでは、猫ちゃんの例でご紹介しましたが、今回はオカメインコちゃんなので2寸の骨壷に20ヶは、入れることが出来ると思います。
何れにしても今回は、白地に黄色の素晴らしいオカメインコちゃんの火葬をさせて戴きましたが、この一週間で4匹もオカメインコの火葬をする事ができました。
そのオカメインコちゃん全てに今日みたいに綺麗はお骨で全部のお骨を残して火葬炉に入れたままお客様の前に出すことが出来て、皆さん感動しているのがこちらにも伝わってきます。
それにしても、一週間に4匹のオカメインコの火葬って凄く珍しいですし、お客様がこのペット霊園を選んでいただけたことに感謝したいと思っています。