今朝の一番のお客様は所沢からいらっしゃったクサガメのお客様でした。
クサガメちゃんは6月28日に火葬したばかりで、続く時は続くのですね。
今回はワザワザ所沢からのお客様でこちらまで連れて来てくれて大変恐縮しています。
所沢からだとどのコースを辿っても1時間5分ぐらいで来られる距離なのですが、比較的遠く感じます。所沢あたりにはかなりペット霊園があるのですが、カメに火葬を専門にしているペット霊園は少ないのかもしれませんね。
クサガメちゃんの甲羅は平べったくて可愛い亀ちゃんです。
クサガメの火葬は、未だそんなに多くはないのですが、今回で10件目です。
それも、比較的遠くからのお客様が多いです。
荒川区、足立区、横浜鶴見区、西東京市、江戸川区、所沢市と10件のうち6件が1時間を越す所から持参して火葬や埋葬をしています。
今回の亀ちゃんは、計測すると1.2キロの20センチぐらいの亀ちゃんでした。
火葬時間は40分で終了しましたが、お骨はバカッ、パカッと割れて燃えて行くタイプの火葬でした。
火葬が終了して一番に目が着いたのが、肝臓の辺りに大きな茶色の塊を発見しました。
上に載っている甲羅を取ってみると大きな肝硬変の塊でした。
肝硬変は、全く良く分ります。
豆炭を燃やしたあとみたいに確りと肝臓が残って、潰してみるととても固い塊になっています。
今回も大きさ的には3センチx2センチ位の大きな塊でした。
又、丸い真っ白なお骨見たいな燃えカスが4つありました。今まで見たことがないような感じがするので良く見てみると、これは卵の燃えた痕です。
このこはメスだと言っていたので、これは卵の痕に間違えありません。大きさ的には鶉の卵にソックリの大きさで四つとも半分ぐらいが残っている感じの燃えカスでした。
お客様たちは、このクサガメちゃんは15歳で老衰と申告しましたが、実際には肝硬変でお亡くなりになり、このクサガメちゃんの体内には4つの卵があり、キッともう少し長生きをしてくれたら、この4つの卵も産んでいたのでしょうね。
こんなに確りと卵が残っていたのは、記憶にありませんですから凄いことなのでしょうね。
体内に子供を宿しながら残念ながら亡くなってしまったのですね。
とても残念だと思います。
火葬したお骨を確りと調べた痕、共同墓地へ埋葬しておきました。
クサガメちゃんのご冥福をお祈りいたします。