ヒマラヤン猫の火葬で予約を受けたお客様がお帰りになる時におっしゃりました。
知人の方からの紹介でいらっしゃったお客様です。
段ボールの箱に入れて連れていらっしゃいました。
当日、来園するまで合同火葬にするか立会火葬にするか悩んでいたお客様です。
霊園に来て腹が決まったようで、「直ぐに埋葬までしてもらえる合同火葬でお願いします。」と受付の時におっしゃいました。
「本当は、もう少し置いておきたかったのですが、置いておくと迷ってしまって如何しようもないようなので、死んでしまってすぐに予約をして火葬してもらえるようにしました。」とおっしゃっていました。
「この子は、私の息子です。」とおっしゃっていましたが、それ程大切にしていた猫ちゃんだったのでしょうね。
「お経を無料でサービスできますが。如何しますか?」と聞くと「お願いします。」と待っていたかのようでした。
ご供養の最中も一心に手を合わせて猫ちゃんを拝んでいます。
お葬式を終了して、共同墓地へのお参りをして貰いました。
「ココに埋葬されるのですね?」と質問されてから共同墓地でのご供養もはじめさせて戴きました。お経が終了すると埋葬される場所を再度確認して手を合わせていらっしゃいました。
近くでよかったです。
これならチョクチョク来る事が出来ます。お客様は南大沢ですからバスで15分も乗ればすぐについてしまう距離です。
「廻りの反対があってご迷惑を掛けます。」と言うと「しょうがないのよ。」「何処でもこういう施設には反対はつき物ですもの。」と受け流してくれました。
ペット霊園も開園して今度の10月で満10年になります。
この間、色々とお客様に励まされてやってきましたが、最近になって埋葬する方も増えたような気がします。
ペット火葬を当園でしてお骨を持帰った人が埋葬する場合や全く初めての人が埋葬するだけでいらっしゃる場合も多々あります。
10年という歳月が「このペット霊園は安心して埋葬できる。」と云う様にお客様たちの気持ちをさせているのかも知れません。
又、今回のお客様みたいに知り合いから勧められて共同墓地へ埋葬する方も増えています。
いずれにしてもこの10年の歳月があってこのように埋葬も火葬も増えてきた要因だと思います。
本日、お帰りの時に「お経を上げて貰えるとは思いませんでした。お経を上げて貰って本当に嬉しく思います。大事な息子をこれからもお守りください。」と行ってお帰りになりました。
毎月、月末か月初に埋葬されているペット達にお経を上げてご供養をしていますが、このような地道な努力がお客様に評価されているのかもしれませんね。