ペット大型火葬車も中古で購入してから6年9ヶ月が経ちました。最初から中古の大型火葬車ですから、 かなり古いものらしいです。調べてみるとあるメーカで2番目に作った火葬炉だそうです。
この大型の火葬車は、古いので定期的に色々なメンテナンスが必要です。
今回は、火葬炉の中の一次燃焼室の覗き窓の下のファイバーキャストで固めている部分が葉が落ちてきてしまって覗き窓のアングルやファイバーキャストを抑えている鉄筋も露出してしまいました。
今日は時間的に余裕のある日でしたので、早速火葬炉の中に潜り込んでそこの修理をいたしました。当然中に入る前には火葬台の下を掃除してから入ります。
ファイバーキャストを25cmx15cm位あるタッパウエアーの容器一杯にして中で作業をいたしました。ファイバーキャストだけを剥げ落ちた所に唯塗るだけではまた落ちてきてしまいます。
当然、落ちないように作業をするのですが、色々と今までの経験で落ちないようにするには塗る面の所々に穴をあけてその中にファイバーキャストを充填んしながら塗っていくとその穴の中の柱が一体となって落ちないようになります。
その作業を終了してホッとして中を見渡すと耐熱マットで覆われた向かって右側の壁面が穴が開いてきていたりマットとマットの間が空いてきていたりしています。
この火葬車の炉のバーナーの火の通りの関係で如何しても右側が痛みます。前回年 月 日に修理したとことの脇が凄くマットが空いていますので今回小さな断片のマットを張り付けて補修をすることに致しました。
丁度tpp接着剤もありますのでそれを縫ってから壁面に張り付けます。張り付ける前には、その壁面の表面を覆っているマットの消耗カスを取らなければなりません。
手で触っても硬くこびりついているので、鉄棒でその部分を叩いて固い部分を落としながらマットの柔らかい部分を出してそこに張り付けるのです。
こうして、10cm角を6枚とその半分のマットを2枚張り付けて空いてしまっている部分の補修をいたしました。
ここで本来の補修は終わるのですが、残念ながらこの10cm角の材料が入っている箱を炉内の作業場所へ持ってくる時に火葬炉の吹き出し口から火が出てか火葬台の上の網等を解かさない様に防御にしているマットを壊してしまいました。
今度はそのマットの補修をしなければなりません。
然し良く見るとその下にある受け台の前面の立ち上がり部分がはがれて来ています。
これは大変なことになりました。
この火葬台の修理を本格的にするようですが、ただキャスターを水に溶いて塗ったとしてもすぐにはがれてしまいます。
そこで、5年前に使ったキャスターの混和剤が残っていることを思い出しました。
随分年数が経っているので、使えるか心配しながら混ぜてみると何とか使えそうです。
唯、使っていながらこの混和剤の揮発性の部分が飛んでしまっているのでキャスターに混ぜるとすぐに固まってしまいます。その為混和剤を多めにして練り方を凄く緩くして補修箇所に伸ばしていきます。すぐに固まってしまうので形は上手く出来ませんでしたが何とかボーダーにはなった模様です。
そして、この網の上の防御しているマットの交換もして終了でした。
随分思っていた以上の時間が掛かりましたが、これで当分は大丈夫です。また見つかるかもしれませんがその都度修理していくつもりです。
この大型火葬車も後2年でガスボンベの検査も1年ごとになってしまいますので、2年でこの火葬車も使い納めになります。
後の方針は、未だ完全に固まっていませんが新たな火葬炉を新たな車に積込みをするか、この火葬炉を全面修繕をして新たな車に積み込むかを時間を掛けながら検討して対処していこうと思っています。