昨日板橋からいらっしゃったお客様の亀ちゃんは何と30歳の超高齢なクサガメちゃんで、電車とタクシーでいらっしゃいました。
連れてきたクサカメちゃんを拝見すると平ったい亀ちゃんで「体重が定かでない。」とおっしゃるので計測させていただくと丁度500gでした。
25センチ位はあるクサカメちゃんでしたが、通常そのくらいの大きさがあると優に1キロを越すのですが、このクサカメちゃんは体つきが薄いので体重が少ないのでしょう。
お客様は、「30歳になるのですよ。」とチョッと自慢げにおっしゃいました。
「凄い。」思わず私も感嘆の言葉を発してしまいました。
30歳は私達のペット霊園で火葬した色々なペットを通して5番目の年齢です。
今まで30歳を越すペットちゃんは4匹しかいませんでしたので、このクサカメちゃんで5匹目なのです。
亀ちゃんでは、21年10月21日に東大和市のミドリガメのキッコちゃんが33歳でダントツのトップでしたが、今回の板橋区から来たクサガメちゃんのカメ吉ちゃんがそれに続いてくれました。
カメ全体では2位ですが、クサガメちゃんではトップに躍り出て最長寿の長寿記録保持者になりました。今までは25年1月27日に火葬した西東京市のユキチちゃんが26歳でトップでしたが、その記録を4歳も塗り替えてしまいました。
このカメ吉ちゃんは、火葬時での甲羅の燃え方も素晴らしい燃え方を致しました。上の甲羅の丁度真ん中部分(背中の部分)が綺麗に燃え尽きてくれて、火葬した後は頭から背骨、両手両足が確りと見えていました。
甲羅が燃え尽きるというのは、クサガメちゃんには良くあるパターンです。
でもこのように確りとお骨が見える様に火葬できたのは最近では珍しい部類に入ります。
その為に、別に用意したお骨置場に頭、背骨、骨盤、尻尾、両手、両足と綺麗に置くことが出来ました。
今回の火葬でこのカメ吉ちゃんの病状も分かりました。
写真の右手のお骨の下にある丸い塊が肝硬変の塊です。このカメ吉ちゃんは肝硬変があったことも分かりました。
お客様もこのように綺麗に火葬が出来て、肝硬変まで分かった事で納得していました。写真の様に別置きしたお骨は、骨壷の中に甲羅を入れた後に綺麗に並べて入れる事が出来て大満足だったようです。
今回は、30歳と言うクサガメちゃんの長寿記録の亀ちゃんの火葬をすることが出来て大変光栄なことだと感じた次第です。又板橋からワザワザ当園を選んでくれたことに対しても大変感謝しています。
お気を付けてお帰り下さい。