9月最初の火葬は、青梅市東青梅の6.5キロの猫ちゃんでした。
心筋梗塞で亡くなったと言っていましたが、事務処理が終わって抱っこして連れてきた猫ちゃんは丸々と太っている大きな猫ちゃんです。
太っている猫ちゃんの火葬は、そんなに簡単ではありません。
猫ちゃんって脂が多くてすぐに火がついてしまうとても燃えやすい動物なのです。
ですから、今回の移動火葬は大型の車でお客様のもとを訪問いたしました。
通常は、事務処理後にお経を読んでお葬式をするのですが、お客様に「お経をご希望しますか?」と尋ねると「いいです。」とお答えになりましたのですぐに火葬炉に載せてもらうことに致しました。
お経は、私が居るときは出来ますが、他のスタッフだけの勤務の時はできません。ですからホームページにも「お経がご希望の時は、予約申し込みの時に言ってください。」と書いてあります。
今回は、火葬してお骨を返してくれれば良いと言うお客様でしたから、お経も不要だったのだと思います。
「お経をご希望になりますか?」とお尋ねすると大体半数の人は「別にいいです。」とお答えになります。それより綺麗に火葬してもらう方が優先度は高いようです。
今回はマンション住まいのお客様で他での火葬をご希望でしたが、お客様のマンションから50メートルぐらい離れた場所で以前から火葬した経験のある場所が近くだったのでそこでやる事にいたしました。
雨の降る日の火葬は、チョッと大変です。
大型の火葬車ですと、火葬炉を操作するのは車の中に作業室があるのでそこで濡れずにできるのですが、その後のお骨上げが雨の中でいつものようにできないのが難点です。
今回は、火葬炉を閉めてからそこの車の屋根が出ている部分を使ってお骨が濡れないようにしながらのお骨上げです。
チョッと遣りずらいですが、雨の日ですからこれしか方法がないのです。大型の火葬車を使っているので6.5キロ位の猫ちゃんの火葬は全く問題なく終了いたしました。
火葬時間は、40分で終了しました。
火葬したお骨は、別段悪いと思われるところはありませんでした。
唯、喉仏が上に被る第一脛骨にくっ付いてしまっていて、そのくっ付いているのを剥がすのに苦労致しました。
9月に入り今日も雨です。
この雨は、後2〜3日続くと天気予報では出ていますが、雨の日の移動火葬って厭ですね。晴れの日とは格段の制約を受けてしまいますし、お骨を拾う段なっても骨壺に乾いたお骨を入れなければならないので気を使います。
早く晴れる日が来るのが待ちどうしいです。