ペット霊園の維持管理で一番大変な時期は10月中旬から11月頃です。
それは、上にある林の所から容赦ない状態でどんぐりがバラバラと落ちてきます。このどんぐり爆弾は10月の初旬から始まり、10月中旬から11月に掛けてが最盛期です。
そして、11月からは紅葉の落ち葉がいっぱいに霊園に降り注ぐのです。
落ち葉は、ヒラヒラと落ちてくるのでそれは風情もあって見ているのにはとても風流なものですが、その後の始末が大変です。
この落ち葉拾いが、12月中旬まで続きます。
落ち葉は、まだ良いのですが、何と言ってもどんぐりが一番大変です。
このどんぐりは、放って置くと土の中に沈んでいってしまって春になるとそこから木の芽を生やしてくるのです。
この芽が何もない所なら気が付いたら直ぐに取れるのですが、ツツジの中とかに入ってしまうと大きく生長するまで分りません。
廻りの土が軟らかい所なら直ぐに抜けるのですが、これが固い土の所から生えてしまったら大変です。力をいっぱいに込めて引き抜こうとしても引き抜くことが出来なくなります。途中で切れてしまう場合もあります。こうなったら大変です。
ですから、このどんぐり爆弾の襲来と共に、火葬の余裕がある時に確りとどんぐり集めをして行かなければならないのです。
今の現状は、どんぐりが通路からお花畑まで一面に降り注いでいます。
時間が出来たらこのどんぐりを集めたいと思っています。
このどんぐりは、幼稚園児から小学校の低学年のお子様にとても人気があります。ビニール袋に入れて取っておくと子供達にとってはとても嬉しいプレゼントになるのです。
これから、気を敷き締めてこのどんぐりとの戦いに臨んで生きたいと思っています。