ジャンガリアンハムスターの火葬でとても珍しくて素晴らしいことがありました。
ジャンガリアンハムスターの喉仏って見たことありますか。
火葬が終了してお客様の手元に火葬したままのお骨をお持ちすると皆様「こんなにいっぱいお骨って残るのですか?」とビックリ致します。
お客様にお骨の説明をするときにも喉仏の位置を「ここに喉仏があります。」と説明してもあまりに小さくて皆様顔を近づけて目を凝らすのですが中々分かりません。
そしてお骨上げの時に、その部分を摘まんで見つけようとすると折角つながっていた首のお骨がグズグズに別れてしまってどれが喉仏か分からなくなってしまいます。
通常は、この喉仏が落ちてしまって分からなくなってしまうのが現状です。
時々、スタッフが摘まんで見つける事が出来ますが、お客様にお骨を摘まんでいただくことを主体に考えていますのでそのような事はあまり致しません。
今回のお客様は、もう5回目のお客様でしたので「この部分が喉仏です。」と説明した後にお客様から「それを摘まんで下さい。」と言われましたので、「恐る恐る駄目な場合もありますよ。」と言いながら摘まんでみました。
今日の喉仏の位置がとても摘まみやすい位置にありましたので、無事に喉仏を摘まみ取ることが出来ました。
手の上に載せてお客様にご説明をさせて戴きましたが、仏様が手を合わせている格好そのものです。
キンクマやゴールデンの大きなハムスターの場合は喉仏も大きいしつかみ易いのですが、ジャンガリアンはとても小さくてスタッフですら上手くつかめるとは限りません。
でも今日は上手く行きました。
お客様も手に載せた喉仏を目を凝らして見つめています。
そうです。最愛のハムスターちゃんの喉仏なのですから。
通常はこの様な手の上に載せて見せれることはジャンガリアンは殆どありません。
お客様は、それを購入したカプセルに大事に摘まんで入れる事が出来ました。
足の小さな指先や背骨の部分も一つ入れました。
極小のペットですから、カプセルに入れる気になればクチバシも入れる事ができますが、お顔を一体になっているので少しのお骨だけに致しました。
又、骨壷に入れる際は、背骨を持つと翼や肋骨などのかなりのお骨が一緒について来てそれを一体で崩さずに骨壺に入れる事もできました。
それにしても、ジャンガリアンハムスターのお骨をカプセルで持っている人は殆どいないでしょう。スタッフですら、ジャンガリアンハムスターの喉仏は見つける事が難しいお骨なのです。
お客様もとても満足の笑顔でした。
骨壷へのお骨上げも終了してお骨をお持ち帰りになりましたが、本当に素晴らしいお骨上げだったと思います。