今日の猫ちゃんで面白い現象に気が付きました。
それは、「そっくり返ってもそのそっくり返った部分って元に戻ってくるのです。」これは猫ちゃんだけではないと思います。
今まで、頭だけがそうなると思っていたのですが、昨日の犬ちゃんのも今日の猫ちゃんもお尻が背骨をそらせるようにそっくり返ったのです。
通常は、頭を背中に向ってソックリ帰す例が多いのですが、今回は頭はそのままの位置で動かずに反対にお尻がそっくり返って行ったのです。
そして、暫くするとそのそっくり返ったお尻が少し上に向いて上がっていきました。網とお尻に隙間が空いてから暫くして、そのお尻が動き出しました。
昨日の犬ちゃんは、その戻り方が半端ではないくらいに戻ってきました。丁度枕を股に挟んで丸まっていくみたいです。お尻が反り返った位置からドンドン戻って来て足を前足に向ってくっ付くような形に戻ってきたのです。
そして、今日の猫ちゃんも同じように頭は、固定したままになっていて火葬開始から暫くの間、後ろにお尻をそり返しました。
そのままの形で止まってしまうかと思うほど時間が経ってから、お尻を上に持ち上げ始めてこのお尻がドンドン始めの位置まで戻ってきたのです。
丸まって来るのって、火葬時間がとても長く掛かります。
それは、一団にまとまって来てしまうので噴射された炎がお骨の間に通りづらくなってしまます。
お骨が邪魔をして、お肉の燃焼を妨げるのです。
昨日と本日続けてこのような現象があったので、「お尻ってそっくり返っても戻ってくるんだぁ。」とつぶさに思った次第です。
火葬する時に、きれいなお骨をお客様にお返しする必要が私たちの使命です。
大事なペットちゃんの最後の晴れ姿なのです。
その為に、色々と研鑽を積んで火葬業務に取り組んでいますが、何件やっても新たな発見に出会います。
ペットの火葬業務を行い始めた頃は、火葬するのに精一杯で色々とペットちゃん達の動きや燃え方についても分らずに行なってきました。余裕がありませんでした。
唯、火葬が無事に終わることだけを考えて火葬をしていました。
今から思うとその時は精一杯の神経を擦り減らして一生懸命訳も分らず炎と向き合っていたみたいです。
私たちも10年を超えて8000件を火葬するまでになりました。
そうすると、色々火葬の仕方や新たな火葬方法を見つけることが多々あります。
見つけたときは、色々と困ってしまって何とか解決をしようと思って新たな方法にチャレンジするのです。
ヒョンな事から新たな火葬方法を発見する時もあります。
この方法とこの方法を繋げて行なうことに寄ってまた新たな火葬方法を見つける事もあります。
今回、2度犬ちゃんと猫ちゃんで反り返ったお尻が元の位置に戻って来て、それ以上戻りすぎて丸まった形になることが分ってこの対策を今後如何すれば良いか試行錯誤が始まるのです。
短時間で綺麗なお骨をお客様の元にお返しするには、どうやったら丸まった一団の部分に炎を入れることが出来るのか、私達は火葬炉の中の遺体はなるべく触らない事を基本に火葬業務を行っています。
又新たなテーマが見つかりました。