17日、18日と親戚のおばさんのお葬式に行ってきました。とても厳粛で素晴らしいご葬儀だったことが心に残りました。
17日が通夜で18日が葬儀告別式です。
通所の日程てすが、最近は葬儀告別式をしてから火葬場に向かってお骨にして持帰ることが多くなりました。
人間のお骨の埋葬は、当然49日の日なのです。
この様に埋葬するまでは3日間の時間を使って亡き人の思い出をかみ締めて、また思いを振り切って行くのです。
当然、葬儀にはカネ、太鼓、繞鉢(にょうはち)の鳴り物がありますが、今回は導師が太鼓で脇僧が繞鉢でした。施主が「二人で良いです。」と言ったなら良いのですが、私にはそうには思えなかったのす。
葬儀は、菩提寺から僧侶が導師を務めるのですが、その人数や習慣は、宗旨や地方のしきたりによって大きく違います。それでも大変厳かに行えました。私も僧籍を貰っていますので親族席ではありましたが、お経は一緒に読経させて戴きました。複数の僧侶が葬儀で読経のお勤めをする場合、導師が葬儀の中心的な役割を担い、脇導師はその下で補助的な役割を行います。
脇導師の下には役僧がつきます。
導師は引導僧とも言われ、死者に引導を渡す僧侶という意味があります。また、他の僧を導くという意味もあります。
葬儀が終わって瑞穂火葬場で火葬です。
火葬が終わて収骨の時に感じたことがありました。
それは、お骨の火葬についてです。
この瑞穂斎場はとても丁寧な火葬場で綺麗に火葬をしてくれます。前回行った時も感じました。
しかし、役所が独占しているので火葬の仕方も荒っぽいですし、もう少し小さなお骨も出してくれたらと思いました。
今回も、大きな足の骨、骨盤、背骨、頭関係のお骨だけでした。
私達のペット霊園でお客様がとても笑顔が出るお骨は、指先のお骨や仙骨、尻尾のお骨ですが、尻尾はありませんがこの指のお骨や仙骨ぐらいは捨てないで出してほしいと思いました。
指のお骨はとても綺麗で小さいのでこのお骨があっても骨壺の中の隙間に入ってしまうので左程問題はないと思います。また仙骨はその人の歩くことが出来たかを証明するとても興味深いお骨です。
民間で経営していたとすれば、この様なお骨はきっと出してお骨の説明をしてくれたかとも思いました。喉仏も割れていてとても残念でした。
通常に火葬していれば喉仏は割れる事はありません。
火葬中に鉄棒でお骨を叩いて割って火葬しているのを如実に表しています。
頭のお骨は大きいですし、脳みそを燃焼させるためには割る事も必要かと思いますが、その時にもう少し優しく叩いてやれば喉仏まで割れる事は無いのです。
また、人間の置台は火が下から当るように凸の形をしている台の上に棺が載ってきます。その為に棺が燃えてお骨になってくると中のお骨がその凸の部分の高い所から下に落ちてしまうのでしょう。
その為に頭などもそこから下に落ちる時に、割れてしまうのではないかと推察されます。今回もお耳の部分のお骨は出してくれましたが、喉仏が割れていたのと首の第一頸椎がなかったのがとても残念な事でした。
これが普通の事として通っていますので、皆さん違和感を持たないのですが、私はとても残念な思いが致しました。
遺族の皆様は、骨壷に入れたお骨を胸に優しく抱いてお持帰りになりました。お骨になる事である程度の諦めがついたことだと思います。
何れは、全員がこの様にお骨になっていくのです。
この様な輪廻を繰り返して私達が今生存しています。この事は先祖があって自分たちがあり何れは子や孫に見取られながらお骨になっていく身です。
私達が先祖の霊を確りと守って行く事が何れ私達もそうしてもらえると思った次第です。