今日は、親戚の法事に行って来ました。
18日に他の親戚の葬儀があって、まだ4日しかたっていません。
続くときは続くもので、残回は母方の葬儀で今回は父方の法事です。
ですから、自ずと列席する人たちは違ってきます。
でも、仏事って遣る事は殆ど変りはありません。
違う事は、前回は葬儀ホールで行って今回はお寺で行う事が違っています。どちらも素晴らしい施設ですが、葬儀ホールは近代的でお寺は古式ゆかしい存在です。
私達の地域では、臨済宗のお寺が多いのでお経を読むにしてもとても良く分かります。
今回の法事では、私の持っている経本(臨済宗檀信徒経典)の「摩訶般若波羅蜜多心経」から始まり「消災妙吉祥神呪」「本尊略回向」を上げた後「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五下」の読経の時にお焼香でした。
そして、「大悲円満無礙神呪」「供養回向」「四句誓願文」を上げて法事は終了しました。お蔭で住職の上げているお経は回向文を除いてすべて一緒に読むことが出来ました。
それから、墓地へのお参りです。
そこでは、「開甘露門」をご住職は上げられながらて私達がお参りをするのを見守っていらっしゃいました。
私は、お焼香が終わると暑いので日陰を求めてかなり離れた建物の所まで行きました。陰に隠れてある長椅子に座って暑さから逃れていましたが、ご住職はその熱いさなかではあっても汗を掻きながら読経をしていらっしゃいました。
仕事とは言っても暑い中ですから大変です。
本当に頭の下がる思いです。
この様にして一連の法事の仏事は終わり、その後はお食事を戴いてこの一周忌の法事はすべて終了いたしました。
この一連の中で、本堂での仏事が終わってお墓に向かう前に少し時間がありましたので、その本堂から写真を撮ってみました。
この本堂からの眺めは、長い年月を経過しながらお寺の格式が感じられる風景でした。この風景はこのお寺でなくて感じられません。
この写真の、鐘楼と燈篭がうまくまっっちして、とても、「心が洗われるような雰囲気」をかもしだしています。昔からの建築様式でこの暑い最中でもこの本堂は上着を着て椅子に座っていても外の暑さは感じられません。
落ち着いて心に静かな空間を与えてくれます。
そして、住職の読経です。
一周忌の故人を偲んでご供養するには、もってこいの場所なのですね。