今日の一番のお客様は、横浜市緑区からのお客様でした。
素敵なカップルのご夫婦でとても素敵なお二人でした。
この文鳥ちゃんは、今までの桜文鳥の長寿記録は10歳でしたので、14歳6ヶ月という新たに長寿記録を塗り替えた最長寿の文鳥ちゃんです。
サクラ文鳥で今までの最長寿者は、横浜市鶴見区鶴見中央 桜文鳥 チャコ 10歳 21g です。その記録を4歳6ヶ月も抜いてしまいました。
又、文鳥全体では、
1位 川崎市多摩区菅馬場 文鳥 チャーリー 13歳 10g
2位 八王子市みなみ野 文鳥 ブン(文) 12歳6ヶ月 15g ♀
と1歳6ヶ月も引き離しました。
すごいですね。
お客様にその事を言うと大喜びでした。
小さな箱にティッシュで包んで廻りにお花を入れていらっしゃいました。
お客様は、ティッシュも一緒に火葬したいみたいです。
又、火葬炉に載せる形もご希望があるみたいです。
しかしながら、綺麗に火葬する為にはお客様のご要望を聞いて火葬するわけには行きません。
ティッシュに包んで火葬する事は文鳥を始めとする極小動物には無理な話です。
お骨を綺麗に残すには、他の色々なものは少し離した場所に置くなら大丈夫ですが、文鳥ちゃんに包んでいたのでは、文鳥ちゃんの小さなお骨はこのチッシュに隠れてしまって分らなくなる場合が多いのです。
寝かせ方も、私達が8年もの歳月を費やして最適な寝かせ方を考えたのです、ですからお客様のご要望があったとしても無理なものは無理です。
お客様に如何してその向き方ではダメなのか、を説明して納得してもらってからいつもの様に文鳥ちゃんを寝かせてお別れをしていただきました。
この寝かせ方は、本当に神経を使う所です。
これが、お顔を後ろ向きにすると頭の後ろに背骨から通じている穴があり、その所に火葬炉の中の風が入って飛んで言ってしまいます。
この部分は奥義中の奥義です。
どうしても譲れない部分なのです。お客様にその事を説明させていただきました。
火葬してから後でお客様からお礼を言われました。
それは、綺麗に火葬をするための譲れない部分だと感じたからでしょう。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗でした。
今までメソメソしていた奥様もこの真っ白にそのままの形で残っているお骨を見てビックリしたのでしょうか。
お骨上げをしならが、「本当に良かった。寝かせ方や入れられるものを確りとおっしゃってくれたからこんなに綺麗にお骨あ残ったのですね。、有難うございました。」といわれました。
それにしても、真っ白なお骨は何と長寿記録を更新したこの文鳥ちゃんの成せる業でしょう。
私達が綺麗に火葬しようと思っていつものように色々な部分の注意点を確り守って、火葬しても重症な病状がある文鳥ちゃんでしたら綺麗にお骨は残せません。
今回の飼い主さんの努力があってこんなに綺麗なお骨が残る事が出来ました。
綺麗なお骨は私達も誇りに思うできばえでした。