お客様が連れてきたペットちゃんは、キンカチョウです。
とても、小さな体で色は華やかな感じの小鳥ちゃんでした。
キンカチョウってとても小さいのですよね、今回の子も12グラムでしたが、以前火葬した子も11グラムでした。
キンカチョウって今回が初めてだと思っていましたが、29年8月16日にも3歳のメスのキンカチョウを火葬していました。
前回はリピータのお客様で、以前にも極小ペットの火葬をしている方でした。
でも、今回は、ワザワザさいたま市中央区からのお越しのお客様です。
唯、寿命の短い4ヶ月のオスのキンカチョウでした。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗なお骨でした。
頭のお骨から翼、尾骨、そして足の指先まで確りと残っていて、お腹の中に黒い燃えカスがありました。
この部分が悪かったんでしょう。
お客様もその部分をマジマジ見てビックリしている様子でした。
このお客様がすごかったのは、この火葬したお骨を綺麗に骨壷に入れられたことです。
中々頭のお骨を下顎とクチバシ、そして頭部のお骨を元のまま確りとした形で骨壷に入れられないのが普通なのです。
所がお骨上げを初めて「頭をこの部分に入れて、廻りに他のお骨を入れると上手く骨壷に収まります。」と説明して頷いた直後に横を向いていた頭のお骨を「チョイ、チョイ」と箸で正面に向くように動かしてそのまま、骨壷にあっけなく入れたことなのです。
中々この様にスッと入れることは出来ないものです。
如何しても緊張したり、震えたりして上手く入れられません。時には、手が震えて落としてしまう人もいらっしゃいます。
通常は、「目の部分の所がお骨が強いのでここをもって持ち上げると確りと落とさずに、壊さずに持上ります。」と説明してやるのですが、それもしないうちに説明するのと同じように目の所を持って持ち上げて骨壷にスッと入れたのです。
スッと入れて「奥様すごい。」と声を掛けると「ニッコリ笑顔」で会釈してくれました。
前回のキンカチョウは、火葬したお骨のお腹の部分に腸の形をした灰色の燃えカスがありました。これは今回と同じです。
キンカチョウは、お腹に部分が弱いのでしょうか?
そして、頭には目玉の部分も真っ白になってありました。お客様も大感激のようでした。頭もクチバシから下顎まで綺麗に残っていて上手く持ち上げたのですが、残念ながら緊張して落としてしまって下顎は外れてしました。
今回は、前回とお骨の状態は同じでしたが、落とさずに骨壷に入れられた事はとても凄い事だと思います。
お客様に、とても上手く骨壷に入ったお骨をさいたま市まで動かさずに上手く持って帰る方法をご指導させて戴きました。
座席に骨壷を置いて、後ろに確りと接してからシートベルトで骨壷の周りを締め付けて置く方法です。
お客様もその方法でシートベルトで固定してお帰りになりました。
さいたま市中央区までは、おそらく中央道から帰るのでしょうが1時間30分ぐらいは掛かると思います。
この方法でしたら、家に着くまで中が余り動かずに持ち帰ることが出来ると思います。
どうぞ、気をつけてお帰りください。