クレステッドゲッコ―(ヤモリ)の火葬を初めて行いました。
お客様からペットの種類と体重を聞いたときは、このクレステッドゲッコ―と書き留められず、「クレステットデッコー」とそれらしく聞き取りは出来たのですが、このペットがどんなペットであるか分かりませんでした。
お客様から「ヤモリです。」と言われてやっと理解が出来ました。
ヤモリは、火葬数の極端に少ない極小ペットです。
今回のヤモリちゃんを入れてまだ4回目です。
今までのヤモリの大体の体重は、40グラム前後です。
でも、一匹だけ1グラムのヤモリちゃんがいました。
その時のスタッフが書いたメモです。
体重は、2グラムと言っていましたが、1グラムでした。と報告があり、尻尾が長く全長7cmのとても小さくて可愛いヤモリちゃんでした。
火葬したお骨は、真っ白で何処も悪い所は見つかりませんでした。
頭は、何とか残っているのですが、骨壺に納める時は、崩れてしまうのでお客様には、「骨壺に入れるときは、崩れてしまいます。」と言ってからお骨上げです。
お客様は、写真を撮ってからスタッフがお骨上げをしましたが、お骨は小さくて骨壺に納めるのにハケで拾う様でした。
頭は、崩れてしまいましたが、お客様は「綺麗に残っていただけで良かったです。」と言って喜んでいました。
このような状態でした。
今回のクレステッドゲッコーは、37グラムですかた、1グラムのヤモリと比べては大きいのですが、でも小さいヤモリです。
お骨は、頭から尻尾まで綺麗に残っていました。
背骨が確りとつながっていて、前足も後ろ足も両足が開いていますので、とてもよく分かります。
そして、頭の形もしっかりと残っています。
でも、両生類です。
頭のお骨は、持ちあげた瞬間に壊れてしまいます。
下のマットのまま骨壺に入れられるかと思ってマットを切り始めたのですが、少し振動がかかると崩れ始めました。
やっぱり、ヤモリちゃんの頭のお骨は弱いですね。
この綺麗な形は、お預火葬のお客様には見せることが出来ません。
今回、ブログに掲載させていただいてお客様に見てもらおうと思っています。
お客様が、このブログを了解して戴いたら、このまま残しますが、駄目な場合は、削除させていただきます。
頭から、背骨、尻尾、そして両足が確りとこんなに綺麗に残っている姿はヤモリちゃんを飼っている飼い主の皆様にお見せ出来たらと思っています。
ここで、wikipedia から クレステッドゲッコ―について引用してみます。
オウカンミカドヤモリ(Correlophus ciliatus)は、ヤモリ科イシヤモリ亜科に分類されるトカゲの一種である。
ペット用として飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主に英名であるクレステッドゲッコーの名称で流通し、「クレス」という愛称で親しまれている。
飼育下での繁殖が容易だったためミカドヤモリ属内で最も流通の多い種となっている。
以前は高価だったが、繁殖個体の流通が増加しつづけたため価格が落ち着き、専門店等では店頭で普通に見かけられる種となっている。
流通するのはオスが大半で、メスは少なく高価。
高さのあるテラリウムで飼育される。
枝や流木、コルクバークを組み合わせて足場や隠れ家にする。
日光浴を行うため紫外線が必要になり、日光に当てたりそれに変わる照明が必要になる。
雑食のため餌としては昆虫類だけではなく果実、昆虫ゼリー、専用の人工飼料も与える。樹上棲ヤモリの中でも人気が高く、飼育入門種とされることもある。
過度にストレスがかかると、発作的に口を開けて暴れまわり、ヤシガラなどの床材を口にする土食いを行い、体内に土が詰まって死ぬ場合がある。