移動火葬での事です。
お客様のご希望の場所で火葬をしようとお客様の到着を待っていた時のことです。
少し離れた所でテニスボールで遊んでいたご主人から「ここで何をしようとしているんだ。
ペットの火葬をいたします。「何だー。」とすごい剣幕です。
その為、車をお客様の家に向かって戻って行きました。途中で火葬するペットを抱いてこちらに来るお客様にそのことを言うと「どこの人、ちゃんと話をつけますから。」
ここの公園は、「地域の人が使うのは問題ありません。他から来てペットの火葬をするのは駄目ですが。」ときっぱりとおっしゃいました。
話をしにもう一度その場所へ向かったのですが、そこにはもうその人はいませんでした。
そこで、火葬を開始して火葬炉の点火を見届けてから「また来て、言いがかりを付けて来たら電話して、しっかり話をするから」と言って帰っていきました。
火葬も無煙、無臭で順調に進み、後5分位の時にまたその人が「何だ。」と言ってドアを叩きました。
その人にここの住民の人のペットちゃんの火葬で「地域の人は、ここを使っても良いと言われています、もし何か言ってくる人がいたら電話してください。しっかり話をするから。とも言われています。」と言うと地域の人のペットの火葬ですか。
他の地域から火葬をしに来ているのかと勘違いをした。
今、ペットの火葬業者が火葬しないで捨てて行ったりする業者がいるので、言いすぎました。と了解をして頂きました。
飼い主さんも丁度そのころに見に参りましたので、そのことを言うとあのうちの人〇〇さんですね。分かりました。
火葬も終了して、ご自宅に戻ってから火葬炉を開けてお骨を網もと取り出してお客様の自宅でお骨上げをいたしました。
とっても綺麗に火葬で来ていますね。ここに腫瘍がありました、やっぱり癌がありましたか。と腎臓辺りのこげ茶色の塊を見て言いました。近所の人の紹介でしたが、お宅に頼んで良かったです。
温かいミルクティーを頂いて帰り際に、住民がクレームをつけたことにすまなそうな顔をして「寒いのにありがとうございました。」と言って見送ってくれました。
八王子のペット火葬