本日の猫の火葬は、チョッとお腹の大きい猫ちゃんでした。
真っ黒な猫ちゃんでクッションの中に寝かせてある時はさほど気づきませんでしたが、火葬炉に寝かせて見るととても栄養満点の猫ちゃんでした。
お経を上げてお別れをしてから火葬に入りました。
栄養満点の猫ちゃんですから燃えかたも威勢良く燃えていきます。
最近は、この燃えかたでも、対応の仕方が分かっていますので大丈夫ですが、以前なら恐怖心が先に出て対応も混乱していたでしょ。
火葬炉の中の猫ちゃんは綺麗に燃えて真っ赤な炎が火葬炉のなかを充満しています。
その時に、3本の水柱が猫ちゃんから上がりました。
そうです、これが腹水の噴水です。
猫ちゃんですと、3ミリ程の水柱が上がります。
この子は、太って見えましたので3本の噴水でしたが、大型犬辺りですと、この噴水の直径が1センチ位はあるように感じます。
以前は、この噴水が脂だと思っていましたが、最近になってこれは水分だと分かりました。。理由は、この噴水が出ると火葬炉の温度が下がるので間違いないと思います。
噴水が終わるとお腹がペッタンとへっこみました。
でも、この子の脂が多いのは変わりませんでした。おまり多いと火葬時間が余計かかりますが、この猫ちゃんのような感じだと火葬時間も少なくて済みます。
通常、35分ぐらいですが、この猫ちゃんは30分で火葬が終了しました。
真っ白で、頭も、喉仏も確りとそのままの状態で残っていました。18歳の長生きの猫ちゃんでしたからお骨が真っ白なのは当然です。
個別一任火葬だったので、スタッフがお骨を拾って骨壺に入った猫ちゃんを蓋をあけて説明してからお骨をお渡しいたしましたが、お骨の説明にも頷いて聞いていました。
腹水の多い猫ちゃんは、大きく見えますがお骨は普通の量でした。
「亡くなってから、急にお腹が大きくなってきました。」という事も時々聞きますが、如何して急にお腹が大きくなって腹水が溜まるんでしょうね。
亡くなって急にお腹が大きくなってもビックリしないください。
良くあるみたいですから。