ホルスフィールド亀の火葬に何と長野県松本市から車で2時間半も掛けていらっしゃいました。
ホルスフィールド亀は、別名ヨツユビリクガメとも呼ぶ亀ちゃんです。
それにしても、遠くからご苦労様でした。
9時45分に到着しました。車に4人で乗り、娘さんが発砲スチロールの箱に入れた亀ちゃんを膝の上に抱っこしてつれていらっしゃいました。
ココで、ホルスフィールド亀について整理しておきたいと思います。
ヨツユビリクガメは、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目リクガメ科ヨツユビリクガメ属に分類されるカメ。本種のみでヨツユビリクガメ属を構成する。別名ホルスフィールドリクガメ。流通量が多く、リクガメとしては比較的安価なことからリクガメ飼育の入門種として紹介されることがある[とウィキペディアには書いてありました。
昨日お昼チョッと前にお電話を頂きました。
「私、長野県に住んでいるんですがチョッと教えてください。亀6センチで45グラムなんですが火葬してもらって骨持ち帰る場合の料金と骨は残りますか。」と言うのが最初の質問でした。
お客様は、お骨が残るか残らないかを一番気にしていたようです。
亀の火葬中にお客様に何で松本から八王子まで来る気になったんですか?と質問すると、他の火葬業者ではお骨は残らないと言われたそうです。
こちらでは、お骨は残ります。と自信を持ってお答え頂きました。
ですから、こちらにお願いすることにいたしました。
松本からですから、チョッと遠かったのですが。2時間30分掛かったとも行っていました。
グーグルナビで調べてみると
中央自動車道を通って190キロ
現在の交通状況で2時間29分
塩尻北ICから長野道に入り八王子ICまでは高速道路です。
火葬したお骨は、上の甲羅がかなり飛んでいてすぐに中の状況が分かりました。
お客様の申告通り腎臓の所が色が灰褐色になっていてそこが悪かったとすぐに分かりました。
また、下の甲羅の上に足と腕、背骨、尻尾そして頭のお骨が確りと残っています。
でも、頭のお骨が弱そうでした。
いつもの様に、箸で摘んで入れると頭のお骨が崩れてしまいそうでした。
火葬したお骨は、お客様は見ているので確りと残って喜んでいるのですが、頭のお骨を骨壷に入れようとするとグズグズになりそうです。
そこで、今回は骨壷も2寸でも入りそうなお骨ですが、3寸の骨壷にして火葬したお布団の上に載っているお骨をそっくりとそのお布団と一緒に骨壷に入れることにいたしました。
お布団を3寸の骨壷に入るぐらいの大きさに切リはじめました。
お骨の近くにハサミが行くとお布団の上のお骨が動きます。ハサミを入れている奥様も緊張の頂点に達しているようです。
ハサミでお布団を切り終わり、綺麗に3寸の骨壷に入れることができました。
一つも頭のお骨も崩れていません。
火葬中に、飛んでいたお骨を元の場所に戻してやってから周りに甲羅を収めてやりました。
無事お骨上げも終了です。
いや、緊張したお骨上げでした。
お客様は、さぞかし緊張していたでしょう。特に最後のお布団を切り落とした奥様は尚更です。
「遠くでも、朝早く出て行きます。」と言って家族で長い時間のドライブの甲斐があってヨツユビリクガメちゃんの火葬とお骨上げが無事終わりました。
お骨をお渡しすると、緊張の糸が切れたのでしょう。
皆様笑顔で「有難うございました。」と言ってくれました。
本当に長野県の松本市からご苦労様でした。お気を付けてお帰りください。