今日の移動火葬でビックリしたことがありました。
移動火葬でしたが、山の中で一任火葬をいたしました。そのペットの火葬を終了して燃え残りの受け皿の下に溜まっている脂分の燃焼をしていましたが中々終了しません。
火葬自体は、もう終了しているのですが脂分の燃焼が終わらないで火葬炉から火葬が終了しているお骨を出すために火葬炉を開けるとまだ燃え残っている脂が燃えている煤煙が出てきます。
この場所は、煤煙が出ても別に迷惑になる場所ではなかったのでもう一匹引き取ってきているペットちゃんを続けて火葬することにいたしました。
これで、溜まっている脂の燃焼をしながら次のペットの火葬もできますので一石二鳥です。
火葬炉を開けて火葬している今のペットのお骨を網もと取り出して、次のペットを寝かせてある網もと入れる作業は、30秒ぐらいで終了しました。
取り出したペットのお骨を見ても別段煤がついているようには見えませんでした。
しかし、次のペットの火葬を開始しようとして一次火葬炉と二次火葬炉を一緒に点火したのですが、しばらくして2次火葬炉は点火されません。
もう一度点火してみましたが、やはり点火されない警告の赤いランプが点いてしまいます。
如何したことでしょう。
こうしたことは、時々起ることなので何回か繰り返すことにしました。それで点火すると高を括っていましたが、点火する都度赤い警告ランプです。
あれ、如何したのかな。
点火をさせる火花が散っている音はするのですが、点火しないと言う事は燃料が出ていないのでしょう。空気でも詰まったかもしれません。
空気抜きを行いました。
案の定点火をして灯油のコックを回すと空気が入っているような感じの灯油が出てきます。これを何回かして灯油に混ざっている空気を抜いてやれば大丈夫です。
あれ、空気抜きをしたのですがまだ付きません。
おかしいです。
一次火葬炉だけで火葬していますので、煙の出る心配がありますので、一次火葬炉の空気弁をいっぱいに開いてそして、後ろの覗き窓も開いての火葬です。最近は色々な試練を潜り抜けていますので、色んな事ができるようになりました。
その為、煙を出し続けることが無くなりました。
何かの間違えで一時は煙の出る場合もありますが、すぐに出なくすることが出来ます。
二次火葬炉を点けてなくても現在は臭いも煙も出ませんが、二次火葬炉が点かない火葬は危険が伴います。
一次火葬炉の温度が上がる都度二次火葬炉の温度も上がってきますが、一次火葬炉の温度が750度に行ったときに二次火葬炉が点きました。
これは、如何したことでしょう。
まぁ、点いたことでそのまま火葬することにいたしました。
ここで、火葬炉のメーカーに電話してこの状態を報告することにいたしました。今後もこのようなことが起こるかもしれません。ですから、火葬炉の症状を細かく報告して情報を共有して今後の対策に努めることにしたいと思っています。
メーカーの社長と電話が繋がり報告をしてその対処方法を検討しました。
ここ一週間で二次火葬炉のバーナーモータ―を修理したばかりですから、細かい症状を相手も聞きたがっていますし、こちらも今後の為に対処法を作らなくてはなりません。
色んな点を協議しましたが、最後にメーカーの社長から「初歩的な質問ですが、油の制御するところに煤が点いていないか確認しましたか?」と質問されました。
あ、そうか。
今回、次の作業に掛かる時に通常は臭いの防止のために二次火葬炉を点けてから次のペットちゃんを入れます。
今回、場所も全く問題ない場所でしたので、その二次火葬炉を点けずに火葬炉を開けたので火葬炉の中で燃えていた脂の煤煙がその制御するところに着いた可能性があります。
早速、火葬中でしたがその所を外して検査してみますと何と、煤だらけ。
あれしか出ていない煤でも二次火葬炉を点けないで作業をするとこんなに着くのかとビックリしました。
その煤を綺麗に拭き取ってはめ込んで、再度点火してみました。
無事に点火です。
火葬が終了してから温度が下がった状態でも再度二次火葬炉に点火してみましたが、やはり無事に点火しました。
これで、原因が分かりました。
場所が、全く問題ない場所でも基本道理しないと機械ものですからチョッとした所で不具合が生じることを改めて思い知りました。
基本に忠実にをもう一度心の中で確認した次第です。