「コーギー犬なんですが火葬はしてあるんですが、埋葬するところ探しています、見学できますか?」と言うお電話を10日前ぐらいにお電話いただきました。
次の日に見学にお見えになりました。
共同墓地への埋葬か、自然埋葬がご希望でしたが、どちらかと言うと「自然に帰してあげたい。」と言われていました。
「ご自宅にも庭がある。」と言っていましたので、「ご自宅に埋葬する事も視野に入れて検討して見たら如何でしょうか。」とご提案させていただき、その時は、「粉骨してご自宅に埋葬すれば早く土に帰ります。」と付け加えておきました。
マンション住まいの方でしたら、ペット霊園の共同墓地や自然埋葬墓地を推薦するのですが、ご自宅をお持ちお方でしたら是非ペットも一緒にいられるご自宅の方が良いと考えているからです。
その日は、色々と見学してから「良く考えます。」と言ってお帰りになりました。
2日前にお電話をいただき、「粉骨したお骨を庭に埋葬することにいたしまいた。」「粉骨パウダーにして下さい。」とご予約をいただきました。
本日、後の組の人が早く到着しましたので、先に来たお客様から火葬をすることにして粉骨パウダーのお客様は来た時点で対応することに致しました。
お客様たちは、チョッと遅れていらっしゃいまいたが道が分らなくて大変だったみたいです。
いらっしゃってチョッと待ってもらってから対応いたしましたが、持って来た骨壷を見てビックリです。
何と、6寸の大型犬用の骨壷をお持ちになりました。
「ゆったりと入れるために大きいのをお願いしました。」と言っていましたが、コーギーちゃんでしたら5寸の骨壷で十分なはずです。
中を確認させていただきましたら、6寸の骨壷に7分目程入っているではないですか。
「大きなコーギーちゃんですね。」「中は、スカスカです。」と言っていましたが、確りと6寸の骨壷に入るだけのお骨が入っています。
火葬状態も非常に綺麗に火葬できていて「何処で火葬をしたのですか?」と聞くと「動物ねむりの里です。」とお答えいただきました。「丁寧に遣っていただきました。」と言っていましたがお客様たちは満足そうな表情でした。
「あそこは火葬が上手いですね。」と言うと「火葬の上手い下手ってあるのですか?」「はい。あります。私達は色々な所で火葬しているお骨をお客様が持ち込まれて粉骨パウダーのご希望の方や自然埋葬のために粉骨パウダーをする時がいっぱいあります。その時にきれいに火葬してあるのから、本当にひどい火葬のお骨を見ることがかなりあります。」
と言うと「下手な火葬って?」
「下手なのは、火葬時間が短すぎて火葬が十分出来ていないお骨や、時間を短縮するために火葬中に中をかき回してバラバラになったお骨も見ることがあります。」そうなんだ。
「上手いお骨って?」
「色が真っ白で、お骨の形が綺麗に残っているお骨です。」と言うと「そうですね。」と言って自分で持参したコーギーちゃんのお骨を見ていました。
「真っ白で綺麗でしょう。」「本当に真っ白で綺麗ですね。」とニコニコしていました。
粉骨作業は、15分位掛かりました。
真っ白でとても綺麗なお粉になったお骨をお見せして、「この子のお骨は芯が強かったですよ。」「中がとても硬いお骨でした。」と言うと「軟らかいのもいるのですか?」
「お骨が弱い子や糖尿病や骨粗しょう症の子などはとても軟らかいです。」「ですから粉骨パウダーにするのも楽です。この子のようにお骨が確りとしている子は粉骨も大変です。」
「そんなにお骨が硬かったですか。」とニコニコしていました。
通常は、粉骨パウダーにしたお骨を入れてきた骨壷に入れてお返しするのですが、6寸の骨壷では大きすぎるので、「すぐにお庭に埋葬するなら、ビニールの袋のままでお渡しいたしましょうか?」と聞くと「そうだね。それでお願いします。」
ビニール袋にはいったお骨を丁寧に持参した袋にしまいこんでお帰りになりました。
それにしても、お骨の量の多いコーギーちゃんの粉骨パウダーでした。お家に帰って埋葬してご供養をしてくださいね。