相模原市中央区からいらっしゃったリピータのお客様で昨年12月に同じパピヨンちゃんを火葬したお客様でした。
「今回のパピヨンちゃんも昨年一緒に住んでいたお友達が亡くなってしまってから余り具合が良くなくて膀胱結石を患っています。」と。
申込書の死亡原因欄は、原因不明と記入しましたが、お話ししている時に実は、「膀胱に結石があり5cm位になっていると思われます。」「そのために、おしっこがいっぱい溜められなくてすぐに出てしまっていました。」とおっしゃいました。
火葬時間は、30分間でした。
火葬したお骨は、茶色くてくすんでいる色でした。まず最初に目に言ったのは、頭のお骨です。
茶色のお骨で、今にも壊れ落ちそうな感じのお骨でした。
「もしかして、歯周病ですか?」と聞くと「はい。かなり酷い病状でした。」
歯周病の影響なのかと思いますが、顎の周りからお目目の所のお骨も茶色に変色しています。
次に、腎臓の辺りのお骨の所が黒く着色されています。そして、骨盤の所に3つの大きな石がありました。真っ白な石で直径が15ミリ位ある石が確りと網にくっ付いています。
触ってみても、動こうとしない状態です。良く見ると網の所を挟んでいました。これはお客様が言っていた膀胱にある石なのでしょうね。
それにしても、この石は網をはさんでいますので火葬炉の熱で一旦溶けて固まったような感じなのでしょうね。お客様が5センチぐらいの石と言っていましたが、この石が並んでいたなら5cm位にレントゲンでは見えるのでしょう。
石英質みたいな感じで、表面はざらざらしていました。
この石が膀胱にあったらおしっこを少し溜まるといっぱいになってしまうので、お客様が言っていた「すぐに出てしまいました。」と言う事も頷けます。
腎臓が黒くなっていたのも、この膀胱の石が原因で腎臓を悪くしたのかも知れません。
それにしても大きな3っの石でした。
それと、歯周病ですが、前回火葬したパピヨンちゃんも歯周病で頭がグズグズになっていましたので、お客様も「移るんですかね。」と歯周病について頭を捻っていました。
お骨上げは、頭を残してお客様が拾いましたが、頭については「拾ってください。」とスタッフが拾う破目になってしまいました。
慎重に触るのですが、もう触っただけでグズグズです。
何とか前の部分が残るように骨壷に入れる事ができました。そして後頭部は割れたお骨を頭の形にカッコウつけて何とかパピヨンちゃんのお顔に見えるようになりました。
後一匹いると言っていましたが、その一匹を長生きさせて欲しいものです。
お大事にしてください。