川崎市麻生区からのプレリードックちゃんは600グラムの可愛いペットちゃんでした。
麻生区からどのくらいの時間が掛かるかお客様が心配していたので30分時間を、遅らせて予約時間を決めました。
「麻生区から1時間位です。」と言っていましたが、15分前にはしっかとと到着して、小さなお箱にお花でいっぱいに飾って連れていらっしゃいました。
お顔がお花の中に埋もれてしまっているほど一杯でした。
「可愛いプレリ―ドックですね。」と言うと奥様がニッコリと笑顔で答えてくれました。
礼拝所でお葬式、火葬炉に載せて今まで飾っていた箱の中のお花と霊園で摘み取って置いたお花をいっぱいに入れてお別れです。
お花でいっぱいになったのでお客様はお写真も撮っていました。
でも、お別れで火葬炉に受け皿の上に載せてあるプレリ―ドックちゃんを入れる時は目頭をそっと撫ぜていました。
やはり、この最後のお別れが一番辛そうです。
点火の時は、一心に手を合わせて煙突の所を見てました。
このプレリュ―ドックちゃんはかなりコロコロと肥っている感じで、火葬中火葬炉の中でコロコロと転がってしまう事が3度ありました。
ペットちゃんの火葬で、炉の中で色々と動きます。時によってはこの子のように転がってしまったペットちゃんもいますし、立ち上がったような感じになるペットちゃんもいます。
火葬スタッフは、その都度動いてしまったペットちゃんをもとに位置に戻してやる必要があります。今回は転がる事が多かったので元に戻すことは出来ずに向きは反対向きになってしまいました。
プレリ―ドックの火葬では比較的この種の中で転がる事が往々にしてあります。体が丸いのと手足が短いので余計体の筋の動きによって転がったり脇に向いてしまったりするのです。
少し時間が経つとその動きがあるのが止まって通常の火葬に戻ってくれますが、今回も全く同じで10分ほどで動くことは無くなりました。
火葬時間は、30分間です。
3キロ位の猫ちゃんでも35分で火葬は終了しますが、この600gのプレリ―ドックちゃんでも30分は掛かります。
今回は、お尻の辺りの火葬が随分時間が掛かりました。
火葬した後で、その周りを見ると色々と燃えカスが一杯たまっていて、何か特別の事があったのではないかと思いますが、何の病気だかわかりませんでした。
病名がオダンだと言っていましたが、どんな病気だかわかりませんが、「お尻の所の燃えカスが多いのもその病気に由来しているのかも。」とも思っています。
火葬したお骨自体は、茶色のお骨でした。
肺の下辺りが真っ黒い骨があり、頭も全体的にスカスカでした。
骨壷に入れるとき顔と首の方が2つに割れてしまいましたが、首に食い込んでいた喉仏が出てきて「小さくてかわいいね」。と言っていました。
2.5寸の骨壺にいっぱいに入ってお持ち帰りいただきましたが、「家には行くつか骨壺が置いてあります。」と言って共同墓地を見学してお帰りになりました。川崎市麻生区から左程遠くないので埋葬も検討している事なんでしょう。
お骨自体は、病気の関係でしょうがあまり綺麗なお骨ではありませんでしたが、お客様のプレリードックちゃんに対する愛情を強く感じた火葬でした。
プレリードックちゃんのご冥福をお祈りします。