予約時間のチョッと前に「セキセイインコの火葬を予約しています。〇〇です。」「道に迷ってしまっています。そちらの傍にいますが、少し遅れても大丈夫ですか。」とお電話を戴きました。
北区からのお客様ですが、やっぱり霊園の近くで迷ってしまいました。
続いての電話は、「南陽台交番の少し先にいます。」「この先で良いですか。」との電話を戴きました。お電話で誘導して到着が予約時間の5分過ぎでした。
小さな箱に入れて連れてきた。
可愛い青と黄色と白の混じっているセキセイインコちゃんでした。
お葬式を終えて火葬炉に載せてお別れです。
霊園に咲いているお花で飾ってお別れしました。お客様は、電話で予約の時に「お骨は残りますか。」と心配そうに聞いていましたが、このお別れのときも心配そうでした。
火葬時間は25分間で終了。
火葬炉を開けると綺麗にお骨がそのままの形で残っています。
火葬したお骨をトレーに載せてお客様のもとへ運びました。
「綺麗なお骨。」「皆残っている。」と声が出ています。
傍に寄ってきて、「これってクチバシ?」「そうクチバシよ。」
足の指の先のお骨まで確りとわかります。
首のお骨が頭蓋骨に付いているのと、下に落ちているのが分ります。でも喉仏だけは、良く分りませんでした。
お客様に「喉仏が良く分りません。」と言うと頷いていました。
頭のお骨の下にくっ付いてる第一頚骨が分りますが、もしかするとその骨と一緒にくっ付いているのかも知れません。
残念ですが、見つかりませんでした。
お客様は1.5寸のサイズの木製の骨壷をご希望になり、そこにお骨を摘んで入れています。
小さくて摘むと落としてしまうようなお骨もありますが、一つづつ丁寧に入れていらっしゃいます。
最後に頭のお骨が上手く入れられ上機嫌です。
唯、大事なセキセイインコちゃんですから人に触られるのが嫌なのでしょう。「自分で遣ります。」と言って骨壷にリボンを巻く作業もご自分でなさいました。
お帰りに、「何時間ココまでかかりましたか?」と聞くと「高速を使わずに1時間40分掛かりました。」と言っていらっしゃいました。
「遠くまでお越しいただきありがとうございました。」と感謝の念でお見送りをさせて頂きましたが、お客様も車に乗り込む前に「有難うございました。」と言っていました。