10月28日朝一番から火葬車の新しい車に火葬炉の載せ替え作業をしています。
今まで使っていた小型の自動車ももう10年が過ぎて198,000kmを超えてしまいました。
今年の夏はクーラーが効かなくなってしまって大変熱い思いを致しましたが、10月になってダイハツでこの火葬炉を載せる車の販売が始まりやっと手に入れた車です。
また、9月に車のエンジンがおかしくなったのか急にブスブスと云う音で車が走らなくなってしまって八王子の霊園のすぐ手前で起きたので良かったですが、やっとの思いで霊園に駐車する事が出来て火葬を続けられた事も記憶に新しいです。
この様な事があって、本来は三重県のオールペットで載せ替えをする予定でしたが、急きょ羽村市の浅見自動車で載せ替えを手伝ってもらいながら自分たちで遣る事になりました。
この載せ替えのチーフは息子が行いました。
載せ替えまでの準備期間は、随分悩んでいたようです。でも自分から載せ替えを「遣れば出来る」と言い出したのですから遣り通さなければならなかったのです。
載せ替えの前日夜の火葬が終了してから、家族総出で色々と取り付けてある備品を除けたり外したりして準備を行いました。
火葬炉に取り付けてある、バーナーも送風機も取り外して当日に臨みました。
当日は直ぐに火葬炉と車の受け台をつないである溶接の部分をサンダーで切り離し作業から入って炉の取り外しをして新しい車に載せる段どりです。
口で言うのは簡単でしたが、いざやってみるとこれが至って難しかったみたいです。
今回は載せ替えで古い車は廃車にするので炉の載ってある台の所は壊してしまっても大丈夫なので良かったのですが、これがいったん外してまた同じところに載せることになったらこのようなやり方ではダメだったでしょう。
色々四苦八苦しながら作業が進められ、途中で気が付いたのですが、煙突のフランジ部分を覆っている耐火摩耗用の耐火マットが外されているのに気が付きました。
それは外さずにそのままつける予定でしたが、外してしまってありました。
そこで煙突フランジの部分が熱によって摩耗してしまったり、穴が開いていてその部分の板が折れ曲がっていた状態が発見できました。
この様な事では、火葬炉が上手く載せ替えが出来ても煙突フランジを取り付けないで進むことが出来ないで途中で作業が止まってしまいます。
早速知り合いのステンレス会社に電話して「申し訳ないが作業の途中で煙突フランジの修理をしてほしい。」と無理を言ってお願いしました。
先方も今までの付き合いがあるので、断りきれなくてOKの返事を貰いすぐに持って行って直してもらう事ができました。
これに依って載せ替え作業も止めることなく終了しました。
載せ替えた後も今度は火葬が出来るように取り外したものをまた付け直す作業が待っています。
バーナーを取り付け、送風機も取り付けましたが、その間にチョッとして手違いで温度計の熱感知部分を踏んでしまって壊してしまいました。
大幅に壊して訳ではないので、周りの防護部分だけでしたのでその修理は後回しして兎に角使えるようにはなりましたた。
電源を入れてスイッチを入れると一次バーナーと二次バーナーも燃え始めてくれてやっと胸を張らすことが出来ました。
やっとの思いでこの火葬炉の新たな車に乗せ換えが出来て今はホットしています。
明日からは又ペット火葬の予約が3件入っていますので、何とか無事に火葬が出来ることを祈りたい気分です。
朝から初めて夕方の7時頃に煙突のフランジ周りの耐火防護と温度計の修理以外の全部が終了しました。
この新しい火葬車に載ってみますと今までの車より格段に作業性が良くなっています。
まず、車の走りっぷりが違います。とても軽やかなエンジンの音にもなりました。
ノークラのギヤの入れ替えもとてもスムーズです。
又、後ろの上に上がる扉と車の屋根の部分から雨が入る以前の車と違ってその部分が確りと雨の入らないようにゴムでシーリングされています。
これが最高です。
マダマダいい点がいっぱいありますが、それはさて置いて今回チーフとしてこの難しい載せ替えを完了まで勤めてくれた息子の功績が一番だと思っています。
これからも、お客様の為に色々と難しい問題が多々出てくると思いますが、今回発揮した頑張りで色々乗り切ってほしいものです。
そして、お客様により信頼されるペット霊園になる事が大切でしょう。
取合えず無事に載せ替えが出来たことを天に感謝してお客様のサービス向上の目を向けていきたいと思っています。