今朝からの雨は、一日中降っていそうです。その中で朝と晩の二回の移動火葬の予約を受けています。
朝一番は、飯能市の八幡町です。そして八王子のペット霊園で二つの火葬してから杉並の猫ちゃんの移動火葬に行くのが今日の予定です。
今日は、移動火葬が二つも入っているのでこの4件で他の火葬を入れることが出来ません。朝から電話が何回もありましたが、明日でokのお客様には明日の予約を受け付けましたが、今日の火葬がご希望の個別火葬のお客様は、時間が取れないのでお断りさせて頂きました。
朝一番の飯能市の柴犬ちゃんは、12キロぐらいの柴犬の雑種でした。
本社から飯能の八幡町までは、15分位で到着する距離です。到着したときは、雨が一杯降っていました。
今日一日この雨は続くとテレビで言っていましたが、雨の中の移動火葬は大変です。火葬自体はそうでもないのですが、火葬したお骨を運んだり、その場でお骨上げをしたりするのが雨が掛かってしまってお骨が濡れてしまいます。
今回の柴犬は、移動火葬で一任火葬でお客様のお庭で火葬できると言う内容です。
柴犬は比較的火葬しやすい犬ちゃんですが、今回雨の予想を昨日からしていたので大型の火葬車でお客様の元に向かいました。
この大型の火葬車の場合は、火葬するときにトラックの中で火葬炉を操作できるので大雨が降ったとしても火葬している間は大丈夫です。
その点、雨の日の火葬には持って来いの火葬車です。
唯、問題はお骨上げです。雨の場合は、火葬炉から網の上に載せたお骨を一旦トレーの上に載せたトレーを持っていて火葬炉をしまってから火葬炉の乗っていた台の上に載せてお骨上げになります。
この火葬炉の載っている台は、上に火葬炉の後ろの折りたたみドアが上になってくれて屋根代わりになるので雨を取り合えずトレーの中に入らずにすむ事が出来ます。
今回は移動火葬一任のお客様でしたので、そこでお骨をスタッフが収骨してお客様にお渡しする事が出来ます。
でも、今回は家の庭で火葬しているので、お客様も火葬したままのお骨は見たいはずです。
一任火葬ですが、折角ですから家の中にいるお客様をお呼びして見せて説明してやることに致しました。
火葬したお骨は、肝臓の所に腫瘍がありましたが、他は真っ白でとても綺麗なお骨でした。
お客様も見えないと思っていたのが、見ることが出来、大事なペットの病状も知ることが出来て大満足の様子です。
このお骨を見せている間も雨は降っていましたが、折りたたんだドアが屋根代わりになって雨を防いでくれたので助かりました。
こうして始めの雨の中の移動火葬が終了いたしました。
続いての雨の中の移動火葬は、杉並です。
このお客様の家には大型では行けません。
道路が狭いので小型の火葬車でも一杯です。
ペット霊園にいる時に一時雨が止んでくれたのですが、杉並に行ってからは午前中より凄い雨脚です。小型車ですから火葬中もスタッフは外にいなければなりません。
雨を防ぐすべがないので大変です。
火葬が終了してから、火葬炉から網の上のお骨を出す時ももう一人のスタッフに傘を持ってもらってトレーを置きましたが、そこに雨が落ちてきます。
雨の影響が最小限になるように、手短に火葬炉を引き出してトレーに網とその上のお骨を載せてお客様のご自宅に飛び込みました。
本当に短時間で行いましたが、やはり雨は掛かってしまっています。
お骨上げも、トレーが濡れているとお骨や灰がくっ付いてしまって難渋します。
お客様も何回も火葬していらっしゃるお客様だったので色々と便宜を図ってもらえましたので無事にお骨上げをすることが出来ました。
お客様もスタッフが濡れてしまっているのを見ています。
私達はお骨上げを終了して身支度を整えて帰途につきましたが、ヤッパリびしょ濡れでした。
今の季節はまだそんなに寒くはないのですが、真冬になるとこの雨の中の移動火葬は、本当に辛くなります。
でも、お客様が大変な思いをしているのですから、私達が雨で濡れた位大したことではありません。私達はお客様のペットを火葬することに因って社会に貢献している仕事です。
色々と辛いことはありますが、それに負けずに頑張っていかなければ私達の使命は果たせません。「お客様の事を一心に思い、少しでも手助けできれば。」と考えて仕事に邁進して参ります。
これからも色々と辛いことが一杯あると思いますが、頑張ってまいりますのでよろしくご下命戴けます様にお願いいたします。