受け付けの時にお客様からの一言でした。
発泡スチロールの箱に保冷剤を入れて食べ物や人形、そしてお花でとても綺麗に飾って連れてきました。
ヒマラヤン猫ちゃんでしたが、今回の猫ちゃんは体重は3キロと雌猫ちゃんでは普通クラスのヒマラヤン猫ちゃんです。ペルシャとシャムの特徴を併せ持つヒマラヤン猫ちゃんはとても優雅で素敵な猫ちゃんです。
私は、ヒマラヤン猫ちゃんはもっと体重が大きいと思っていましてチョッと調べてみるとオスが4.5キロメスが3.4キロと出ていたのでこれが普通なのですね。
受け付けの時に、「とても可愛そうで自分でお骨は拾うことが出来ません。」と言っていました。お客様がいかに可愛がっていたのかもこの言葉で良く分りました。
「相模原では火葬出来ないのでこちらに来ました。」とも言っていたのですが、火葬中色々とお話を伺っていると猫ちゃん様の仏壇も購入していると言っていましたので、以前も他の移動火葬業者で火葬していたのでしょうね。
相模原市がペット火葬の規制を掛けたので、「移動火葬が頼めなくて困っています。」とも取れる感じでした。
礼拝所でお葬式をして火葬炉に綺麗にお花や食べ物で飾ってお別れして点火を確認した貰いました。火葬時間は35分間です。
今回は、個別一任火葬ですが待っていて持ち帰りがご希望のお客様です。
7月1日から個別火葬もお預火葬とお持帰り火葬に分かれます。
以前から「立会火葬みたいにペットのお骨はとても可愛そうで拾えないが、待っていて持ち帰りたいので直ぐに火葬して欲しい。」という要望が一杯ありましたが、今度の改正からこの様なご要望のお客様に始めからその様なご希望のコースを設けさせていただくことに致しました。
この猫ちゃんは、真っ白なお骨でとても綺麗でしたが、肺と脾臓辺りに腫瘍がありました。お客様も癌だと死亡原因に書いてありましたが、「こんなに良く分るんですか。」とビックリしていました。
粉骨もご希望でした。
粉骨したお骨をお見せしてお渡しすると「真っ白でとても綺麗ですね。」と上機嫌の様子です。
2寸の骨壷に入ったお骨を胸に抱いてお帰りになりましたが、他にもペットを飼っているようですが、「長生きしさせてくださいね。」と励ましてお帰り戴きましたが、帰りに大きな声で「有難うございました。」とご挨拶を戴き恐縮した次第です。