今日の火葬で2件続けて歯垢がサックみたいな状態になっていました。
火葬したお骨をお客様と一緒に見ていたときの事でした。
顎の先に犬歯が付いていました。
その犬歯を顎から抜いて説明しようとした時です。犬歯からサックみたいな白い歯の形をしているものが抜け出てきました。
これは、犬歯の廻りに着いていた歯垢の塊です。
この歯垢が歯の周りを取り囲んで抜けた形は歯のキャプ(歯のサック)みたいな感じに見えました。
この様な歯垢のサックは時々出くわします。
でも、続けて2件で同じ現象の犬歯のキャップが現れるとは珍しいのでここに書いてみました。
始めは、ミニウサギちゃんでした。
このウサギちゃんは、火葬する前はそれ程大きいと思いませんでしたが、火葬が終わってお骨だけになるととても大きいお骨です。
特に頭のお骨が大きいので通常2.5寸でも入る大きさの頭ですが、確実に3寸でないと入らない大きさです。
その頭の先っぽの下顎の所から出ている犬歯がとても大きいのです。
「お客様にこれって犬歯ですよ。」と説明しながら、「この犬歯を顎のお骨から抜けるので抜いてみますね。」と言ってチョッと引っ張ってみたらスポット取れたのが歯の形をしているものでした。
犬歯は未だ下顎にくっ付いているのですが、それと同じ形をしていて中が空洞なのです。
この様な傾向は最近頓に感じます。
一般のペットちゃんは、生まれてから亡くなるまで殆ど歯磨きはしませんよね。
ですから、この長年の歯垢がこの様な形になって表れてくるのです。
このキャップ状の歯垢は、歯磨きなどしても取れないみたいです。
確りと歯を保護している様な形で付いているのです。
今回2件もスポット抜ける犬歯の歯垢に出くわしましたので書いてみましたが、お客様方はかなりのショックを受けているみたいでした。
でも、あまり気になさることはないと思います。
殆どのペットちゃんの歯は、歯垢で覆われているのが普通ですから。