相模原市の南区からのお客様です。
予約時間の10分前に車でいらっしゃいました。
1.2キロのチョッと大きめなうさぎちゃんです。毛並みが良くてお尻の廻りの毛が縮れている感じのとても毛が長いうさぎちゃんです。
お客様の申告はネザーランドトワーフです。
チョッと大きくて別なうさぎに見えましたが、肥っているのでしょうかとても大きく見えます。
火葬炉に持参した食べ物をいれ、花で飾って点火を見届けて戴きました。涙ぐんでいました「ズット一緒だったので、悲しいです。」
このうさぎちゃんは、通常の火葬方法で火葬しています。予定時間は30分の予定です。
点火してから少しして「あれ!」。
通常は、火がすぐに体に回るのですが、このうさぎちゃんは火が回りません。
通常は、30分ぐらいで終了しますが、30分の時点でもまだお尻の辺りが燃えていません。これは如何いう事でしょう。
時々、この様な時間の掛かるうさぎちゃんがいるのですが、大体35分ぐらいで殆ど終了しますがこのうさぎちゃんは違います。
火葬時間が45分も掛かりました。
通常の兎の50パーセント増しの火葬時間です。
お客様に火葬したお骨見せて説明いたしましたが、奥様ははやりかわいそうで見れなかったです。
歯が真っ黒で、頭スカスカでした。
お骨上げのお手伝いをした担当者の話では、「毛球症があったみたいでした。」お客様は「もう歯はボロボロだったんです。」と言っていました。
お骨は、3寸の骨壺にゆったりと入れました。入れ終わって奥様はやっとお骨を見る事が出来て「私みたいに泣いている人はいますか?」と質問を受けました。
「泣いている人もいっぱいいます、家族の一員が亡くなってしまったんですから」と答えると頷いていました。
「兎ちゃんは長生きでした。」「時が解決します。早く元気になって頑張って下さい。」「うさぎちゃんが見守っていてくれるはずです。」
この様な会話をしてからお帰りになりましたが、とても大事にしていたうさぎちゃんが亡くなってしまって心の動揺がとても凄い方でした。
お骨上げは自分ではすることが出来なかったですが、ご主人がしてくれて傍にいられて良かったんじゃないかと思います。
骨壺に入ったお骨を見る事が出来、しっかりと胸に抱いてお帰りになりました。
ご冥福をお祈りいたします。