お花でいっぱいの自然埋葬個別墓地は、優しい、優しい墓地です。
28年12月に猫ちゃんの火葬をしたお客様が自然埋葬個別墓地への埋葬をしていただきました。
お電話での予約の時に、お客様は「3年前に猫の火葬をお願いしました。」と言っていました。また、埋葬する場所は、「お花がいっぱい咲いている所に。」とも言っていらっしゃいました。
お話をよく聞くと、「粉骨パウダーになっています。」とも言っていたので、電話を受けたスタッフが自然埋葬共同墓地への埋葬と思って確認して予約を受け付けました。
然しながら、お客様から後から電話が掛かってきて自然埋葬個別墓地への埋葬が希望との事です。
自然埋葬個別墓地は、地下20cmの所にある直径30cm、深さ40cmの所に布の袋に包んだお骨を埋葬して、バクテリアの働きで自然に帰していく埋葬方法です。
この自然埋葬墓地は、平成29年8月にあるお客様から、「お花の植わっている所に火葬したお骨を崩さずにそのままの形で埋葬して、年月を掛けて土に帰してやりたい。」と言う要望があり、その要求を満たすために作った墓地です。
共同墓地にすると次の人が埋葬する時にお骨が出てきてしまうので、その人だけの個別墓地にして、その人のペットだけがその場所で長い年月を掛けて土に帰って行くようにしたのです。
試しに、8基の自然埋葬個別墓地を作りました。
その墓地は毎年2回初夏と晩秋にお花の入れ替えをしています。
自然埋葬共同墓地の所に金額などを自然埋葬個別墓地として載せてあるだけで、全く宣伝をしていないのですが、昨年も今年もお客様が購入してくれました。
今回のお客様も、「お花のいっぱい咲いている所に大事なペットを埋葬してやりたい。」と当初作ったお客様と全く同じ考えの方でした。
そして、「他のも入れる事はできますか?」と他に飼っているペットもそこに埋葬したいという感じでした。
当園は、お花のペット霊園です。
いつもお花が咲いているように努力しています。
でも、1月2月は如何してもお花がそんなに咲いていません。
寒さでお花たちがダメになってしまうからなのです。
でも、駐車場の所に少し屋根を掛けた所がありますが、そこにペティニアを冬の間も鉢植えで置いてみました。
そうしたら、そのまま屋外で冬越しが昨年、一昨年と出来たのです。
これから、パンジーと菜の花がこの冬の間、少しでありますがお花をつけてくれます。
そして、11月、12月には山茶花、菊が頑張ります。
1月には遅咲きの菊と終盤になって紅梅が咲くでしょう。
2月になると水仙が小さなお花を咲かせてくれます。
そして3月から徐々にペット霊園の木々からお花が咲いて、ノースポールが咲き、ユキヤナギ、ハクモクレンそして、枝垂れ桃と次々にお花が咲いてくれます。
でも、お客様方は、木々に咲くお花より、小さなお花を好む傾向があります。
私たちの八王子下柚木ペット霊園も48種類のお花たちが咲いてくれています。
この自然埋葬個別墓地もお花に囲まれた墓地を求めてくれるお客様には、とても思いが満たされる墓地だと思っています。
今日の自然埋葬個別墓地への埋葬のお客様は、雨の中ではありましたが袋に包んだお骨をカロートの底の部分に置いて、カロートの蓋をしてその上に土をみんなで埋めました。
そして、お花を植えて埋葬が終了いたしました。
これから、時々お参りに来てくれることだと思いますが、私たちは、いつもお花で満たされているペット霊園を管理運営してまいりますので、よろしくお願いします。
ペットちゃんのご冥福をお祈りいたします。