猫の火葬したお客様が帰りがけに車の中から言われました。
「こんなに、良くしてもらって嬉しかったです。本当にありがとうございました。」と言われてお帰りになりました。
当園では、お客様のお帰りになるときは皆でお客様を見送りをすることにしています。
私は今日のお客様の担当をしていなかったので良くわからなかったのですが、大変感謝して帰ったように見えました。
お客様の担当していたスタッフに聞きますと、
まずお経を挙げて貰えたこと。
お骨上げで、お骨の説明がとても良かったんじゃないか。
火葬したお骨をそのままの形で見ることができたこと。 等が上げられるとこことでした。
無料でお経を上げてもらえたのは全く予期せぬ出来事だったみたいです。
スタッフがお客様に言ったそうですが、いつも出来るわけではなくてそのスタッフがいる時はお経の無料サービスができますが、お休みの場合はできません。
もし、お経をご希望でしたら予約時にお経を希望する旨のことを言ってお経ができる日か如何か確認してしてから予約日を決めてください。
また、お骨上げの説明はいつもやっている事です。
この内容が親切で丁寧にご説明できたという事だと思います。特にお客様が気に留めることができるのが喉仏です。
首が回るペットちゃんなら殆どのペットちゃんは喉仏をしっかりとご説明することができます。
この前は、ハムスターの喉仏が確りわかったのでご説明いたしましたが、いつも喉仏などはしっかり残るように火葬していますのでご期待に副うことができると思います。
また、火葬したお骨をそのままの形で見ることができるのは、他のペット火葬業者では殆ど見られないことです。
私どもは、火葬したままの形でそのままお客様の前に出すようにしています。通常は小さなトレーに一旦スタッフが拾ったお骨を並べてからお客様の前にお出しするという方法を取っています。
これは、火葬する立場では良い方法ですが、お客様の立場に立つと火葬したままの形が変形されてしまい、病気の具合やお薬で変色した事などがわからくなってしまいます。お骨がバラバラにもなってしまいます。
何よりも自分たちが最愛のペットちゃんに触る前に、他人に弄られてしまうという不満が出てしまいます。自分たちの本当に家族の一員がどんな状況でも自分たちで見届けて納得したいものです。
ですから、このそのままの形で皆様の前にお出しするという方法がお客様の共感を呼ぶことの大きな要因になっている事と思っています。
この様なお客様からのお褒めの言葉を掛けられてお本当にこちらも嬉しく思っています。
特に、今回のロシアンブルーの8キロの猫ちゃんは年齢が13歳でした。ロシアンブルーでは私どもの霊園で火葬したお客様の長寿記録で第3位に当たります。
ロシアンブルーは平均寿命が8.9歳ととても短い猫ちゃんの種類ですが、猫ちゃんを長生きさせて飼うこともお客様たちの愛情の表れだと思います。
本当に長生きした猫ちゃんの火葬を当園でしてくれたことに感謝して、猫ちゃんの永久の成仏をお祈りいたします。