今日の一番のお客様は川崎市麻生区からのシーズ犬の火葬のお客様でした。
10時の予約でしたが、9時35分に到着です。
お客様に、川崎からは遠かったですか。と質問すると「川崎と言っても麻生区ですからそんなに遠くなかったです。」とご主人が言っておられました。
奥様は、シーズちゃんを優しく抱っこして頭を撫ぜながらお車から降りて来て連れていらっしゃいました。
私達の霊園の最初の予約時間は10時からにしていますが、私達が到着するのは9時25分から9時30分です。毎日本社のある青梅市今井から国道16号を火葬車を運転して通勤しています。
青梅近辺のお客様は午前中か夕方の予約にさせて貰って、通常は八王子のペット霊園で火葬しています。
今日も9時20分頃に霊園に到着して、準備をしてから少し時間がありましたが、9時35分の到着でもお客様が到着してすぐに受付、お葬式、火葬と直ぐに始めることができました。
お客様の大切なシーズちゃんは、オムツをしてノースリーブの洋服を着ていました。霊園で用意したベットに寝かせて、食べ物や縫いぐるみ、お花で飾ってからお葬式です。
チョッと痩せてしまったと言っていましたが、生前はとても可愛かったんだろうと推測される綺麗なシーズちゃんでした。
礼拝所でスタッフがお経を読んで、引導を渡してお葬式は終了です。
ペット霊園の火葬場は礼拝所を出てすぐの所に火葬車を停めてありますので、そこまでお客様ご夫婦でベットを持って貰って運んで貰いました。
シーズちゃんの腕の中には、マスコットのぷーさんや他の縫いぐるみが一緒に寝かせてありましたが、この縫いぐるみは一緒に火葬できません。
一緒に火葬する場合は、中に入っている綿を出して頂ければ火葬が出来ますが、この綿が火葬しますとお骨の上に掛かってしまって細かいお骨が分らなくなってしましますので、当園では縫いぐるみの火葬は、中の綿を取ってもらわない限り出来ないことにしています。
今回は、事情を説明すると縫いぐるみたちはお家に持ち帰ることになりました。
火葬炉には、シーズちゃんを寝かせて好物だった食べ物や持参したお花、霊園で摘み取っておいたお花、持参したお写真、お手紙などを入れてお別れです。
最後にお線香を上げて、火に当たってシーズちゃんが熱く無い様に「お不動様の真言」を上げさせて頂いて火葬炉を閉めさせて頂きました。
この瞬間が、皆様一番悲しい瞬間だと言いますが、やっぱり皆様涙腺が緩くなってしまっています。
火葬炉に点火の瞬間は、煙突を見上げて両手を合わせて合掌してもらってお祈りをして貰います。大切なシーズちゃんが天に昇って行く序奏の瞬間です。
点火が終って暫くお祈りをして貰ってから礼拝所でお休みいただきました。
礼拝所では、概ねの火葬時間のご説明やこれからのスケジュールの説明、お骨の色による病気の見分け方、お骨上げの説明をさせて頂きました。
火葬中は、礼拝所の中でお待ちいただき、火葬時間は45分間でした。
心臓が悪いと言っていましたが、心臓は何でもなく腎臓が悪かったのと肺辺りに腫瘍がありました。
食欲はあったと言うのでその腫瘍はポリープだったんでしょう。
3.3寸の骨壷からチョッと頭のバラケている部分が出っ張ってしまていたのですが、奥様が下の大きなお骨を取り出して頭を入れてからそのお骨を入れて綺麗に骨壺に入れることが出来ました。
「やっぱり、緊張しますね。」「綺麗に入って良かったです。」と思わず声を出していました。
「川崎から来てもこれだけ上手く火葬をして頂けるとやっぱり嬉しいです。」とも。
ペット霊園に咲いているペチニアのお花の苗をプレゼントさせていただき。お持ち帰りしてもらいました。可愛いシーズちゃんの火葬でした。
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