ダルメシアンの火葬を行いました。
14時に予約でしたが、13時35分に車のトランクにお布団に寝かせててタオルを掛けて運んでいらっしゃいました。
霊園のトレーに載せて礼拝所へお運びいたしましたが、精悍なお顔で横に寝かせてあり今にも起き上がってきそうな雰囲気を醸し出していました。
「13歳でしたが、腎臓が機能しなくなって亡くなってしまい蒔いたが、本当に残念です。」とご主人が言っていましたが、霊園へ夫婦、若夫婦、子供、お婆ちゃんと8名での来園です。
いかに、皆様がこのダルメシアンちゃんを可愛がっていたか。残念に思っているかの表れだと思います。小さなお子様もいらっしゃいましたが、通常は賑やかなのですが、このお子様たちもダルメシアンちゃんの死亡を悲しんでいるようで凄くおとなしかったです。
この時期は、大型犬に属する犬ちゃんはややもすると保冷に失敗してしまって臭いが出てきてしまうのですが、このダルメシアンちゃんは確りと保冷したのか全く臭いも出ずに口から血もはかない状態で連れて来て頂きました。
7月、8月は気候が暑いために皆様直ぐに冷やすことを考えますが、今の時期は未だ平気だろうと保冷をないがしろにする飼い主様達が結構います。
小さなペットならチョッと臭いが出るくらいで済みますが、大型犬等は直ぐにウジが湧いてきてしまって大変なことになる場合があります。
私達は何回もそんな経験をしているので、特に今の時期に保冷は大切だと思っています。
立会火葬でしたので、礼拝所でお経を上げてお葬式。
お焼香の際も皆様がお線香を上げた後ダルメシアンちゃんを撫ぜ撫でしてお別れをしていました。
お葬式が終り大型車の火葬炉までは、男性のお客様二人でこのダルメシアンちゃんが載っているトレーを運んでいただきました。
トレーの上にお布団が載っていましたが、お布団や毛布は火葬できないので火葬炉に載せてから取っていただきましたが、お客様は一緒に火葬したかったようです。
お布団などの火葬をすると、煙の元になりますしお骨に掛かってしまってお骨が分らなくなってしまいます。ですから取ってもらいました。
火葬炉に載せたダルメシアンちゃんに食べ物、衣類、持参したお花と霊園のお花で一杯に飾ってお別れです。最後にお線香を上げて、ダルメシアンちゃんが火に当って熱くならない様に「お不動様の真言」を上げさせて頂き納棺させて頂きました。
火葬車が出発する時は、皆様手を合わせて出棺を見送っていただき、火葬中ファミレスで2時間程時間を潰しに出かけました。
大型犬の火葬は近所に配慮して他で遣ってまいります。
お客様たちもご理解をして頂けてとても助かっています。
火葬したお骨の頭の前の部分が無くなっていました。お客様はそれを見て「やっぱり、この子は歯周病で食べられなくなってしまい、目も見えなくなっていたので。」と。
肺の辺りに腫瘍がありました。
食べられなくなったのと腫瘍で痩せてしまったのでしょう。「大きかった時は38キロもありました」と言ってました。
他のお骨は真っ白でとても綺麗でした。
カプセルに足の指先と尻尾を入れてお持ち帰り。
後のお骨は、皆様が丁寧にゆっくりと6寸の骨壷にお骨上げをしてお持ち帰りになりました。お骨の量は6寸の骨壷にいっぱいでした。
「これで実家にダルメシアンのお墓を作って埋葬します。どうも有難うございました。」と言ってお帰りになりました。
やっぱり大型犬のダルメシアンって大きいですね。