14時の予約のお客様でした。
タクシーで乗り付けて、猫ちゃんは後ろの座席にダンボールに入れて連れてきました。
毛がふさふさと長いのでチンチラですか。と聞くと「メインクーンです。」え。あの大型猫のメインクーンですか。「そうです。家の猫はメインクーンなんですが。大きくないんです。」
「食べても、食べても大きくなりませんでした。」
見るからに痩せていて体重は3キロでした。「オス猫なんですがねぇ。」「メインクーンは凄く大きくなるのですがねぇ。」
茶色の毛の長い猫ちゃんでした。
今回のお客様は、世田谷からいらっしゃいました、リピータのお客様です。
前回は、バーニーズマウンテンドックを火葬したお客様です。
前回は、ペット霊園の前を素通りしてから戻って来てくれましたが、今回は真っ直ぐに霊園の駐車場に入って来てくれました。
個人タクシーを遣っているお客様ですから、一度来た所は確りと覚えているみたいです。丁度昨年の5月にバーニーズマウンテンドックを火葬してから1年ぶりですが。
やっぱり大したものです。プロの運転手さんは。
礼拝所でお葬式、火葬炉に載せて食べ物と霊園で用意したお花を一杯に飾っりました。最後にペットボトルのお水もお口に飲ませてやってからお別れして納棺をいたしました。
火葬炉への点火の瞬間は、17年間の思い出を込めて合掌して火葬炉の煙突を見ていました。
今までの色々な思い出があるのでしょう。目頭が緩んで来たみたいでした。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗でしたが、肺に腫瘍がありました。
これが、肥らない原因かもしれませんね。と云うと。「気が付きませんでした。」「以前おしっこが詰まってしまって死にそうになりましたが。」
腎臓の辺りは全く悪い感じがしません。
きっと腎臓は治ってしまったんですよ。「やっぱり、食事に気をつけて遣りましたので。」
「一回死に掛けて治って、癌ですか。」「でも、17年間も長く生きてくれました。」
もしかすると、当園で火葬したメインクーンの中でもトップクラスの長生きですよ。きっと。「そうですか。凄いですね。」
「じゃあ、長寿なんだ。よかった。」
やっぱり、メインクーンですからお骨も立派ですね。4寸の骨壷に7分目程ありました。
「体は痩せていても、お骨は確りとしていたのですね。」
スタッフがお骨を拾って、お渡しいたしました。
確りと胸に抱いてお帰りになりました。 有難うございました。
今日も、チョット遠かった世田谷からのお客様をお迎えすることが出来ました。これからも精進してお客様の為に尽くしたいと思っています。
世田谷区からのペット火葬