昨日からの台風18号の影響で大雨や凄い風が吹いています。
その中で、朝一番の移動火葬に出掛けました。
立川の栄町までの道中、台風の横風を受けて真っ直ぐに走るのが大変でした。横に乗っているスタッフが「どうしたの、車がフラフラしている気がするんだけど?」と怪訝な表情で言われました。
「横風を受けて真っ直ぐに走れないんだよ。」
「気を付けて、運転してね。」
こんな会話をしながら慎重に運転してお客様のもとに向かいました。
「今日の天気では、移動火葬で火葬は出来てもお骨上げが出来ないのでお客様に話してペット霊園で火葬してお届けする事にしよう。」と方針を決めてお客様のご自宅に到着しました。
お客様も理解してくれて、夕方のお届けとなりました。柴犬ちゃんを引き取ってペット霊園に向かいました。横風の状況は前と同じです。
ペット霊園の手前の竹藪の孟宗竹が南風で凄くしなっています。霊園に着くと「あれ、比較的静かです。」車を駐車場に入れてドアを開けると、ムッとする暖かい風が顔をなぜまわしました。
車を降りて良く見渡すと、このペット霊園は廻りの笹竹の中にスッポリはまっているようです。だから静かなのです。
でも、東側の林の木々は南風に煽られて、右へ左へと風にもて遊ばれています。下から見ているとこのペット霊園内と上に突き出ている東側の林とは別世界の有り様です。
霊園の東側の木々が風が強くなったのでしょう、先ほどよりドンドンしなって揺れ動いています。
もしかするとあのしなった枝が折れて落ちてきそうな気配です。
引き取って来た、柴犬ちゃんを霊園に置いてある小型の火葬車に移している最中に嫌な気配を感じました。あの枝が落ちてきたらここに置いてるこの大型の火葬車がその下敷きになる可能性もあります。
落ちても良いように、火葬車を霊園の下の時々止める場所へ一時移動することにいたしました。移動してからもう一度林の木々を見てみると、さっきより一層酷くなっていました。
夕方のニュースで分かってのですが、丁度11時チョッと前でしたので八王子で瞬間最大風速が31メートルになった時だったのです。
見ていて怖くなりました。
暫くして風も酷くなくなりましたので、先ほど引き取って来た柴犬8キロの火葬を始めましたが「霊園の上空を舞っている風の強さと怖さをしみじみ味わった気がした。」と思った次第です。
凄い瞬間最大風速の時は、霊園の百日紅が折れるかと思うほど右に左に振れましたが、お陰様で何もなく終わりました。
この様な、強い風の吹くのは、1年に一度あるか、ないかという強い風でした。
ペット霊園の木々が倒れることはありませんでしたが、キバナコスモスやホウセンカ、皇帝ダリア等が被害がありました。
特にキバナコスモスは、ねこそぎ倒れてしまているので明日からのそれを直す作業が心配です。もしかするとかなり切り取ってしまわなければならないかもしれません。
お昼過ぎからは、台風が通り過ぎて平常な状態になりました。
明日からお花たちをどの様に回復させるか頭の痛い所であります。
今回、凄い風が吹いても、上手い位置に立地しているために大きな被害がなかった事がとても有難いことだとしみじみ思った次第です。本当に良かったです。風って怖いですね。