こんなお骨の持ち帰りもあるんですね。
2.5寸の骨壷にお骨を入るだけ入れてお持ち帰りいただきました。お客様に推薦した骨壷は3.3寸の骨壷でしたが、お客様は小さい骨壷が良いと2.5寸の骨壷をご希望なさいました。
こんなお骨の持ち帰り方もあるのですね。「2.5寸の骨壷に入れられるだけで十分です。」と。
家に置いておくには、小さい骨壷の方が良いですよね。でも小さいと持ち帰ることが出来るお骨も限られてしまいます。
お客様のお気持ちとしては、やっぱり頭のお骨が欲しいでしょうね。
今回は、歯周病が酷くてお鼻の前の部分が掛けてしまっていましたので、猫ちゃんですから頭の前の部分がないと2.5寸にらくらく入ります。
そして、尻尾、足の指、仙骨、喉仏、第1頚骨、下顎を入れる事もできました。
お骨の持ち帰り方は、地域によっては随分違うみたいですね。
例えば関東は、お骨全部を持ち帰るのが常識になっていますが、関西の人はお骨の一部だけを持ち帰るのが普通だと聞いています。
又、お住まいの関係で小さい骨壷に入れることをご希望になる方もいるでしょう。
今日のお客様も理由は分りませんでしたが、「小さい骨壷に入るだけで良いですから極力小さい骨壷にお願いします。」と言っていました。
こうして2.5寸の骨壷にいれると、骨壷を入れる六角袋は2寸の六角袋に入れることが出来るので本当に小さくて済みますね。
殆どのお骨が残りますが、「残ったお骨はペット霊園の共同墓地へスタッフが埋葬しておきますので安心してください。」と言うと「これで安心しました。」とニッコリ笑顔になりました。
お客様は、来た時から無口な方でしたが、この「安心しました。」と言った時に初めて緊張が解けたような気がします。
2.5寸の骨壷を確りと胸に抱いてお帰りいただきましたが、緊張感から開放された後姿がとても印象的でした。
猫ちゃんのご冥福をお祈りいたします。