申込の時にトンキニーズと猫ちゃんの種類を書いて初めて分りました。
ゲージに入れて連れてきた時は、茶色に赤みが掛かっている猫ちゃんで、灰色っぽい色にするとロシアンブルー猫に良く似ていました。
お客様に、「トンキーズですか?」と聞くと「トンキニーズです。」と訂正されました。大変申し訳なかったのですが、このトンキニーズ猫ちゃんの火葬をするのは今回が初めてです。
小柄でとても可愛い猫ちゃんに見えました。
どんな種類かチョッと調べて見ると
1950年代から1970年代にかけてカナダやアメリカのブリーダーがシャムとバーミーズを交配させ繁殖を行ってきた。
1974年にカナダで公認、その後アメリカでも公認されるようになった。
短毛種で被毛は体に密着し流れるように生えている。
発生初期においてはバーミーズの特徴的なゴールドがかったブロンゼセピア色に、シャムの模様を併せ持っていたためにゴールデンシャムの愛称で呼ばれていた。
現在ではブルー、ナチュラル、プラチナ、シャンパンなど色も増え、各色にはポイント、ソリッド、ミンクの種類がある。
理想的なコントラストに毛が生えそろうまで2年程度の時間を要する。
頭はやや丸めのくさび型。目は大きなアーモンド型で、目色はブルー、アクア、グリーンなど毛色によってさまざま。体格は筋肉質で、がっしりしている。
wikipedia より
以上の内容が書かれていました。
毛が短かったのでとてもセクシーな感じの猫ちゃんに見えました。
3歳3ヶ月と年齢をお客様が書きましたが、「腹水が溜まってしまって。」と言っていましたが、さぞや残念だったことでしょう。
火葬したお骨は、腹水が溜まっていたとお客様がおっしゃる通りお腹の所の背骨にうす青い色の燃えカスが一杯着いていました。
又、肝臓にいつも目にする腫瘍の塊がありました。
お客様にその事を言うとビックリしていました。お医者様からは腫瘍のあることは聞いていいなかったみたいです。
私達も毎日腫瘍のあるペットを見ているので、多分間違いがないはずです。
お客様は「猫ちゃんは、ここが痛いと言わないからな。」と言いながら「獣医さんに見せます。」と言って写真を一杯撮っていました。
この猫ちゃんの飼い主は、小学生の娘さん2名で可愛がっていた模様で、亡くなって火葬する時のショックは大変なものなのでしょう。人生で初めて味わった大変な苦痛なのかもしれません。
火葬する前までは、一杯泣いていましたが、火葬後は覚悟が決まったのでしょう。
冷静にお骨上げと、カプセルに小骨を入れていました。
大事にしていたトンキニーズ猫ちゃんを亡くしてしまって図らずも火葬してお骨上げをすることになってしまって一生懸命に気持ちを整理しながらお骨上げをしている姿が何か痛々しくも感じましたが、ここで成長して強くなっていく姿にも見られました。
少し小さめの猫ちゃんで滋賀3,3寸の骨壷にゆったり入れてお持ち帰りになりました。
「この寂しい現実を乗り越えていつもの生活に早く戻ってもらえたらいいな。」と感じた今日の火葬でした。