27年12月31日の最終の火葬は、東村山市の萩山での移動火葬でした。
例年12月31日の火葬は、移動火葬が多いのですが、今年も移動火葬で終了です。午前中に猫ちゃん3.8キロの立会火葬を霊園で遣ってから羽村市への移動火葬、そして最終は東村山市への移動火葬で本年の火葬のすべてが終了しました。
本日の火葬で一番申し訳なかったのは、青梅市の新町のお客様でバーニーズマウンテンドック30キロのお客様の御期待に答えられなかった事が残念で申し訳ない気分でいっぱいです。
このお客様は、今回で3回目ですが、今月13日にも雑種犬の火葬でお宅に伺ったお客様です。その時に「もうこのバニーズマウンテンちゃんも危なそうなの。」と言われていて「もしもの時にはお願いしますから。」と言われていたお客様でした。
31日の火葬数は3件でしたが、午前中は猫ちゃんが入っていましたし、午後からはラブラドールの34キロの移動火葬が入っていました。
そして、夕方からは東村山での移動火葬で時間の配分のしようがなくてご迷惑をおかけしてしまいました。「他の火葬業者に頼めていれば良いのですが。」
大型犬が続くときは続くのですね。
羽村でのラブラドールは、30キロ前後と言っていましたが、計測すると何と34キロで確りとした体つきのラブラドールちゃんでした。
一週間前にもすぐ30メートル先のお客様に移動火葬で行ったばかりの所でしたし、一ヶ月前にはそのチョッと先のお宅でもワイマラナー犬28キロを火葬したばかりの所でした。
お客様もそれを聞いて「やっぱりお宅は人気があるんだねぇ。」と感心をしていました。
自宅では、ご近所の事もあるので火葬炉に載せるだけにして火葬場所まで付いてくることになりました。
火葬場所に行ってからは、もう一度火葬炉に載せたラブラドールちゃんにお花と食べ物で飾ってお経を読んでお葬式をして点火を見届けていただきました。
30キロを超す大型犬は、火葬炉の中で急激な過燃焼も起こる場合もありますし、脂分が多い場合は、その脂分が火葬炉から流れ落ちて来て臭いが出てしまう場合もあります。
S火葬を開発してからは、殆どそのような事は無いのですがもしあった場合は大変周りの方々にご迷惑を掛けてしまうのでそのような事があっても大丈夫な場所にお客様にも来て貰って火葬をしています。
点火してから今回もやはり火葬については、とても慎重にならざるを得ません。
400℃から700℃位の間の脂出しを慎重に行ってから本格的な燃焼に入ります。
今回のラブラドールちゃんは、見たからに精悍なお顔をしていてとても確りとお肉のついているラブラドールちゃんです。でも脂出しの時間は30分で終了しましたが、お肉が確りあったので火葬時間は95分間掛かりました。
特に肝臓周りの所が中々燃え尽きませんで時間が掛かりました。
火葬したお骨を見ると肝臓周りの肋骨の所が黒い色が確りと付いていてやはりここが悪かったのだと言う事も良く分かりました。
そこが終わってから少し冷やして炉を掃除して東村山に向かいました。
時間的には、予約時間の30分前に到着しましたが、そこではとても火葬する事が不可能の様な場所でした。
そこでかねてより火葬場所を見つけて置いた歩いて7分ほどの所にお客様に来て貰ってそこで火葬することに致しました。
パグ犬の3キロ17歳9ヶ月の痩せた犬ちゃんでした。
火葬炉も本日の大型犬の火葬もありましたので、大型の火葬炉ですから火葬時間も短くて済みます。
唯、大型の火葬炉ですからどうしても荒っぽい火葬になってしまします。
その点を気を使ってなるべくお骨が吹っ飛んだりしないように優しい火葬を心掛けて行いました。
火葬してお骨は、肺と肝臓に大きな腫瘍がありました。
お客様もそれを直に目にしてビックリです。「こんなにお骨っていっぱい残るんですか。」「それに悪い所がすぐに分かりますね。」と火葬したお骨を目の辺りにしての感想を漏らしていました。
火葬した場所は、人通りが少なくて車の往来がない行き止まりの道路ですから、ゆっくりとお客様はお骨もじっくり見る事が出来ましたし、お骨も丁寧に骨壺に入れる事が出来ました。
寒い間も、「どうしても傍にいて上げたかった。」と言って火葬炉の脇でズット火葬している所を見ていましたがこの場所に来て人に邪魔されることなく確りとお見送りが出来てとても安心したそうです。
こうして、本年最終の火葬が終了させて戴きましたが、本年を総括してお客様の御期待に答えられた一年だったと思っています。
これから、3日間の正月休業に入りますが、どうぞこの3日間の休業はお許しください。
又、1月4日から皆様の大事なペットのお見送りを確りとさせていただきますのでよろしくお願いします。