お客様がお骨上げを終了してお帰りになる時やお預りしていた骨壺を受け取ってお帰りになる時に一番困ってしまうのが「骨壺をどの様にして持ち帰れるか。」と云う事です。
通常複数の人数で来園いただいている時は、車の場合は一人が運転して「もう一人が持帰る骨壺を胸に抱えて持って帰る。」と云う方法です。
これは、近くの人なら良いのですが、30分も骨壺を持っているというのはとても辛いことになります。
お骨がぎっしりと詰まっている骨壺ならともかく、小さいペットなどではせっかくきれいに頭のお骨や喉仏などを丁寧に骨壺に入れても車の中では気が気ではありません。
まして、極小動物などの様にお骨が小さくて動いてしまうような場合は、持っていても車は揺れますし、止まりますし、色々な事が起こるので尚更です。
大型犬等の骨壺は、大きいので重いしそれを振動に合わせて動かないように持っていくのも力と気力のいる事になります。
そこで、楽々で簡単な方法を見つけました。
それは、シートベルトを使って持ち帰る事なのです。
これから、その手順を書いてみます。
- 置く場所は、助手席です。
- 骨壷を背もたれにくっ付くように置いてください。
- その骨壺にシートベルトのお腹に回す部分を巻き付けてください。
- そしてカチャット閉めれば出来上がりです。
- そして、そのシートベルトを胸に来る部分を引っ張ってやってください。
- これで確りと固定されました。
小さな骨壷等で少し安定性に掛けるというときはタオルなどを少し畳んで骨壺をのシートベルトに当る部分に差し込んでやってください。
これで、ガタガタとすることも無くなったと思います。
この様な方法をお客様に、ご案内すると皆様喜んでその方法を取り入れていただけます。
唯、人数が多くて座席を一つ開けられない場合は、残念ですが今まで通り重たくて大変かもしれませんが胸に抱えて持ち帰ってください。