藤沢市からいらっしゃったお客様のジャンガリアンハムスターちゃんはとても小さくてかわいかったです。
当園のブログで藤沢からハムスターの火葬に来た記事をみて決めたといっていましたが、確りとお骨を残せる火葬をしたくていらっしゃったんでしょうね。
とても大切なペットだったんでしょう。火葬炉に入れるときも優しく抱っこしてゆっくりと優しく置きました。一緒に火葬したいものを入れた後は、ジャンガリアンちゃんのお腹や背中を擦りながら別れを惜しんでいらっしゃいました。
火葬したお骨の右目の上に瘤みたいなものがありました。
火葬している最中でも、その茶色い色が消えるように火葬しましたが、ちっとも消えないのでこれは何かあると思っていました。
案の定、火葬炉を開けて近くで見てみるとそこだけ茶色い燃えカスみたいなものがついていて目の上に瘤みたいなものがあったことがはっきり分りました。
お客様は、トレーに載せて火葬したままの姿を見て貰うと目を丸くして「ハー。」「ハァー。」「ビックリです。」「ビックリしました。」を繰り返すだけす。
余程驚いているらしいですが、声が出ないみたいです。
大事なハムスターちゃんのお骨になって綺麗な姿にビックリなのでしょう。
それとも、こんなに綺麗に残っていることがビックリなのでしょうか?
足の指先は少し飛んでしまってまとまって離れていましたが、他のお骨は先ほど火葬炉に寝かせたままの形です。
しゃがんで身を乗り出して食い入るように見つめています。
肋骨が丸く内臓の廻りにあるように残っているのを見つけて、また「ハー。」「ハァー。」と言っています。
首の根元にある喉仏の説明もさせて頂きました。
後頭部の下側に首のお骨を支えている、首の第1頸骨が良く見えました。その第1頸骨の中に喉仏が入っています。
見えるのは、喉仏の手を合わせている部分だけが外から確認出来ます。
その中の喉仏は、運よく第1頚骨が外れてくれると良く見えるのですが、m
キッと気に入ってくれたのだと思いました。
ここで私は、「火葬が終了いたしました。」と言って外に出てきましたが、お客様がこれから何を言うのかとても興味が湧いた次第です。
スタッフの話によると「下顎のお骨まで確り分りそれを骨壷に入れてから頭をその上に載せることが出来た。」と言っていました。
お帰りの時の笑顔はとても素敵な笑顔で、確りとお骨上げができて満足なお見送りが出来たことを物語っていました。
藤沢からどの位でいらっしゃいましたか?」と聞くと「来る時は相模原インターまで行ってしまいましたのでチョッと時間が掛かったのですが、帰りは愛川インターから乗って湘南バイバスに入って帰ります。」と言っていました。
「多分1時間弱で帰れると思います。」と笑顔で答えて車に乗り込みました。
とても強烈な印象を受けた火葬だったんでしょうね。
車を走り出す間際も窓を開けて「有難うございました。」と確りした超えてお礼を言ってお帰りになりました。私たちもお客様の喜ぶお顔を拝見できてとても幸せな気分になりました。