この3日間は、新たに購入した大型の火葬車の内部の製作に終始していました。
今回の一番の大きな特徴、発電機が止まってしまった時に非常用のバッテリーから 電気直接とれてその電気で火葬炉が廻ることです。
その為の配線やコンセントの取り付けをして火葬炉を回してみました。最初デコデコのスウィッチを入れてから火葬炉を動かしてみました。
そうすると、一次と二次のモータは回りますのですが、送風機のスウィッチを入れると停まってしまいます。
このデコデコは、メーカの言っている20アンペアーを使えるものです。停まってしまうのはこの送風を入れた状態が20あんぺあ‐を超えているものなのか?それとも他に原因があるものなのかを調べるとが必要です。
もしかすると、「バッテリーの充電が出来ていないものなのか?」と考えて車のエンジンをかけてしばらく置いてみました。
やっぱり、そうでした。
送風のスウィッチを入れても停止せずに動いてくれました。
これで、発電機が止まってしまった時でも、このバッテリーからの電源を使って火葬炉を動かすことが出来ます。
発電機の置く場所と操作盤につなぐコードが問題です。
出入り口を横断してしまうので、このコードは操作や出入りの邪魔になります。
出入りの時のこのコードに引っ掛かってしまうと大変な事が起きてしまいます。そのためにドアのフレームの上を通してコードを回すことにしました。
その為に、発電機からの部分からは一旦コンセントを作理ました。操作盤からのコードをはそのコンセントにつないで通電することに致しました。
発電機は移動します。
車の外に出すことも考えてコードの長さを決めました。
これで通常の火葬はできます。
次にするのは、もし発電機が止まった場合の電気の通電の仕方です。
これは、操作盤から取り出したコンセントにデコデコからの線をつなぐ方法です。
操作盤のコンセントに直接電線をつないで、コードの先をデコデコにつなげることにしました。これは非常用ですのですぐにつなげるようにコンセントのついてコードは下にブル下げておくことにしました。
この先はキャップを被せることで、電気のショートを防止することが出来ます。
これで、第一弾は完了です。
次に、通常使う車内灯でしす。
この社内灯のスウィッチは、移動用棚に隠れてしまっていますので、配線を切断して新たに操作盤の脇にスウィッチを付けて操作しやすく致しました。
3番目は、火葬炉の蓋をあげるときの電動式のリフトのスウィチを動かすシウィッチと火葬炉を引き出した時に使う照明を発電機の電源を使わずに緊急用バッテリーからとることに致しました。
これは、お客様のお宅に夜間行った時、火葬炉にペットちゃんを載せるときに発電機を回さずに照明を使う事が出来るのです。これで近所に発電機の音を出さずに作業が出来ます。
他にも、緊急消火装置の電源やらお骨上げ用のライトの電源やらいろいろと電気関係はやることがとても多いので苦労をしましたがようやくこれで火葬車が使える様になりました。
次は、火葬炉の運転です。