インコが続くときは続きますね。
8月11日17時から コザクラインコ 6歳 50g ♂
8月12日18時から 羽衣インコ 5歳 38g ♂
8月12日19時30分から セキセイインコ 6歳 25g
8月13日13時から オカメインコ 13歳 100g ♂
と4件続けてありました。
他のペットも火葬をしていますが、3日間で連続してインコちゃんの火葬があるのは、本当に珍しいです。調べたわけではないのですが、記憶によると多分霊園始まって以来の事ではないかと思っています。
この4種類のインコの火葬で一番難しいのがオカメインコです。
オカメインコは他のインコと比べて少し大きめですから、頭が燃焼し終わった後軽くなり頭の中の空洞も大きいのでそこに火葬している炎が入り、頭の重さに対して浮力が大きくなってしまって浮いて飛んでしまう状態が発生します。
今回は、横向きに寝かせた位置と炎の関係が上手くいって綺麗にお顔に口ばしが付いたままの形で残り、背骨が確りと伸びて、その背骨をはさむ形で翼が上と下に綺麗に伸びているのがわかりました。
これ程上手くいくとこは少ないですが、色も真っ白で姿かたちが全く寝かせたままの姿でした。
これとは逆に、8月12日18時から行った羽衣インコちゃんの火葬は、大変でした。
お客様はこのインコちゃんは、お話もするんです。
朝起きると「おはよう。」と、おとぎ話も「むかし、むかし」と言ってくれるんです。
こんな可愛い、お話をする羽衣インコちゃんですから火葬する時もずっと火葬炉の周りにいてくれました。
火葬中も、火葬炉の中を覗き込んで見ていました。
中を見て、「頭もクチバシモあるのですね。」
所が、火葬炉を開けた途端にビックリです。
風で火葬炉のお布団の上から飛び出してしまいました。
頭もクチバシモ後で見つけることが出来ましたが、これは火葬している間の外に風が吹いているその風が火葬炉の中に入ってしまって頭のお骨を吹き飛ばしてしまったものです。
これ程微妙な優しい火葬をしているので、外で吹いている風も関係しています。
19時30分から行ったセキセイインコの火葬では、いつも通りセキセイインコちゃんを火葬炉に寝かせて火葬をしてのですが、火葬中にセキセイインコちゃんが動いてしまいました。
火を入れて暫くして、頭を火に向けてドンドン近ずいています。
この時点では、セキセイインコちゃんの体の向きを変えることは、お骨がバラバラになってしまいますので不可能です。
仕方がないので、しばらく様子を見ていました。セキセイインコちゃんは頭を持ち上げてそのまま火葬されていました。
セキセイインコちゃんは、体つきも一番小さいので火葬時間も短くて済みます。
様子を見ていた、その時です。頭を持ち上げていたセキセイインコちゃんの首の部分が燃え尽きて頭が落ちて炎の勢いてコロコロと転がり始めて止まりました。
一瞬ドキリです。
止まった頭のお骨もユラユラと動いています。
ほんのわずかな揺れですが、火葬しているこちらとすれば大事な頭のお骨がお布団から落ちてしまうんではないかと気がきではありません。
火葬時間も短い15分で終わりましたので、そのまま頭はユラユラしていましたが、無事にお骨も取り出すことが出来ました。
こうして、11日、12日、13日と4件もインコちゃんの火葬があり何れもお客様はご満足して頂きましたが、綺麗に火葬が出来てこちらもホッとしています。
これからも、インコの火葬は微妙な配慮が必要な火葬ですから、お客様が期待していらっしゃいますので、その期待に答えたご満足する火葬を心がけて誠心誠意心を込めて火葬をして参りますのでよろしくお願いします。